悲劇の防空壕 屯鶴峯(1/3)

~ 東へ西へ ~


探  訪  日: 2004/02/21
参加メンバー: Night Walker
( S氏、コウさん、ポチョムキン氏、Black Velvet )
探  訪  地: どんづる峯 → 舞子墓園 → 石ヶ谷墓園



どんづる峯

Night Walkers第二回目の探訪は奈良県香芝市まで遠征。
目的地は県天然記念物であり、金剛生駒紀泉国定公園にも指定されている奇勝「屯鶴峯」(どんづるぼう)。
ここは二上山の火山活動により火山岩屑が沈積、その後の隆起により露出した凝灰岩が1500万年間の風化、浸食を受けて奇岩群となった奇勝である。

どんづる峯入口にて。
左から、コウさん、ポチョムキン氏、S氏。


どんづる峯について書かれた説明板。
天然記念物、国定公園であるどんづる峯であるが、第二次世界大戦中、本土決戦を目前にした陸軍が航空部隊・航空総軍がここに戦闘司令所として防空壕を建設。
建設に際して多くの朝鮮人労働者が強制労働に従事させられ、多くの死者を出した場所でもある。
そのため心霊スポットとしても有名な場所である。


どんづる峯登山口。
無数のオーブ?が我々を出迎えてくれる。


永い歳月を風雨に晒され侵食した凝灰岩の岩肌が奇妙な風景を描き出す。
道らしい道があるわけではなく、取り敢えず歩き易い所を選んで進む。


冬枯れの木々と一面に林立する真っ白な岩塊、足元には真っ白な砂だけが広がる光景は月面の様にさえ思え、心霊スポットと言うよりは何か厳かな気持ちにさえなる。


一面灰白色の世界。取り敢えず記念撮影などしてみる。
左よりコウさん、ポチョムキン氏、S氏。


左よりS氏、ポチョムキン氏、コウさん。
コウさんは何を指し示していたのだろう…


一面の凝灰岩の荒野。
まるで月面を歩いているのかと錯覚してしまうような景色が続く。


どこまでも続く灰白色の山塊。
古の人はこれを群れた(屯(たむろ)した)鶴の姿に譬え「屯鶴峯」と呼んだのだという。


休憩所。
深夜という事もあるのだろうが、何か独特の寂しい雰囲気が漂っていた。


再び記念撮影。
もはや、心霊スポット探訪というよりは観光に来ている様ななかなかに良い雰囲気さえ感じる(笑)
左からS氏、コウさん、ポチョムキン氏。


随所に奇妙な岩塊が見受けられる。


先に様子を見てきますと、奥へ奥へと進んで行くポチョムキン氏(左)とS氏。
中央右端に何か光の球が見える。

この後、二人の姿を見た者は誰もいない…(嘘)




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