幻の地下墓地


探  訪  日: 2004/03/27
参加メンバー: Night Walker( S氏、Black Velvet )
探  訪  地: M川 地下墓地(比定地)



M川 地下墓地(比定地)

町外れの小さな川(川というより地下水や生活排水を流すための溝)が地下に潜ったその奥に広くなった空間があり、そこには7~8基の墓石があるという。
カタコンベ(注1.)の様なものが日本にも有るというのだろうか、しかも、それが暗渠(注2.)の中にあるというのだから、俄かには信じ難い話である…
S氏と私は事実を確認すべく現地へと赴いた。

ここがその地下水路への入口らしい。


入ってすぐの所。
内部は天井と両側面が鉄板で覆われている。


懐中電灯の明かりを頼りに奥へと進んで行く。


地下水路の側面には他の水路からの流入口がぽっかりと口を開けている。


こちらの流入口の奥にはマンホールが見える。
何処に出るのだろう…


地下水路を奥へ奥へと進むとやがて緩やかな下りの傾斜となり、枕木状のブロックが等間隔に設置されていた。
増水時に水流の勢いを弱めるための物だろうか。


そこから更に奥へ進むと今度は正方形のブロックが飛び石状に設置されていた。
写真では分かり難いがそれぞれのブロックの間隔はわりと開いており、更に何処まで続いているのか先が見えない様な状態だった。
生憎長靴を用意していなかった事に加え、これ以上先に行ってもそれらしいものは見当たらない気がしたため、二人はここでこれ以上先に進むことを断念した。

もしかすると、暗闇でこのブロックを墓石に見間違えたということはないだろうかとも思ったが、墓石にしてはあまりに低すぎる…


注1. カタコンベ
catacombe(イタリア語)。地下の墓所。
イタリア・パレルモのカプチン会修道士墓所が有名。

注2. 暗渠
覆いをしたり地下に設けたりして、外から見えないようになっている水路。




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