番外編 廃墟マニヤ諸氏とドライブ


探  訪  日: 2004/04/22
参加メンバー: Night Walker( ポチョムキン氏、Black Velvet )
special guest: 2FI-XX氏(from 狡猾機動隊)、ガルガント氏(from 狡猾機動隊)
探  訪  地: 廃 病 院 → (某学校前) → 廃養鶏所 → 糀屋ダム(翠明湖)



1番目の訪問地 廃 病 院(跡)

ある廃病院の中に石の棺が在るという話を聞いたことがあった。随分と長い間調べていたが何ひとつ手掛かりが得られないまま時間だけが過ぎて行った。
そんなある日、私がその廃病院を探しているという話を聞いた廃墟サイト『Ruins』の管理人、2FI-XX(ツーフィクス)様から「よろしければ現地にご案内させていただきますよ」とのご連絡をいただき、二つ返事でご好意に甘えることにした。


郊外の山間部、周囲から孤立した様な独特の雰囲気の集落にそれはあった。

入口には「この建物は危険ですから近よらないで下さい。」という看板が立てられている。


時既に遅し…探し続けていた廃病院は既に解体されていた。
事前に2FI-XX氏からある程度は聞いて知ってはいたのだが、実際にそれを目の当たりにすると落胆は隠せない。
かつてそこにあったであろう廃病院は見る影もなく、川を隔てて一段高くなった石垣の土台と石段だけが僅かにそこに建物(病院)があったことを伺わせる。


2FI-XX氏の説明によると、廃病院と言われているが実際は診療所だったらしく、かなり昔に閉院したようだと教えて下さった。
今となっては苔むした石垣と石段に在りし日の姿に思いを馳せるのみである。


廃病院跡地で記念撮影。
ガルガント氏(左)とポチョムキン氏。


廃病院の裏山に残されたコンクリート製の巨大な貯水槽のようなもの。
これを石棺と見誤ったのだろうか? 解体された今となってはそれを確かめる術もない。


寄り道 某学校前

途中、寄り道をしてとある学校の近傍で写真を撮る。
以前、ここで心霊写真が撮影されたことがあり、ある有名なドキュメンタリー系バラエティ番組でも取り上げられたことがあった。
我々も負けじと心霊写真が写った同じ立ち位置、同じアングルで撮影してみた。


2番目の訪問地 廃養鶏所群

突発的な探訪のため無計画な事に加え、時間の制約などの事情もあり、半ば思い付きで某有名心霊スポットの近傍にある廃養鶏所群に行ってみる。


丘陵上の平地一面にいくつもの鶏舎が立ち並ぶ。
そのほとんどが使われなくなったまま長い間放置され、屋根や鉄板部分は錆に覆われ、柱等は朽ちている。
あたかもゴーストタウンの様である。


写真では分かり難いが「伝染病予防のため無断立入禁止」と書かれた看板が見える。
心霊スポットとはまた違った意味で危険な場所である。


3番目の訪問地 糀屋ダム(翠明湖)

一路車を北に走らせる。目指すは自殺の名所糀屋ダム(翠明湖)。
自殺者の多くはダム湖の中央に架かる翠大橋から身を投げるという。


翠大橋の中央(投身ポイント)で記念撮影をするポチョムキン氏(左)とガルガント氏。
まったくもって不謹慎である。
(もっとも「ハイ」とか言って二人にカメラを向けたのは私なのだが…)


翠大橋から身を乗り出して湖面を覗き込むガルガント氏。

今回、長きに亘り探していた廃病院(廃診療所)の所在が明確になったという事以外、残念ながら大きな収穫はなかったが、心霊マニアと廃墟マニアの親睦を深めるためのドライブという意味では有意義な一日であったと思う。




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