先 客
ご投稿 : 友人K


釣り好きの友人Kはそれまでバス釣りメインだったのだが、数年前から磯釣りに凝りだし、休みといわず仕事帰りでも時間があれば釣り好きの同僚や友人を誘って釣りに出掛けていた。

平成20年(2008)、その日も仕事が終わると、同僚や友人を誘って淡路島の南端の方に車を走らせた。
ここは慶応三年(1867)に徳川幕府が兵庫開港の備えとして灯台を建設した場所で、石造りの灯台としては日本で3番目に古い灯台が現存している。

K、その同僚N氏、共通の友人Hの三人がここに到着したのは日も沈みかけ辺りが薄暗くなってきた頃だった。
車を停め降りようとすると既に先客が一人いた。
さして気にするでもなくKは釣りを始めると、何処かに移動したのかいつの間にか先ほどの先客は居なかった。

Kが後で何気なく二人にその事を話すと、二人は最初からそんな人は居なかった(見なかった)といった・・・

余談だが、Kの説明によると、この辺りは釣りをするには海が浅く、潮が満ちた時が狙い目らしい。
ただ、潮が満ちると沖にある消波ブロック(テトラポット)は先端しか見えないほど海中に沈むので、海中から突き出した消波ブロックの上を飛び石を渡る様に行くため、落ちると命に関わる事もあるだろう言っていた。
また、消波ブロックの上は吹き曝しなので風の影響も受けやすく、行き交う船の波の煽りなどもあって気を付けないといけない場所だとも教えてくれた。
Kの知る限りではここで人が亡くなったという話は聞いた事が無いが、(淡路島北端の)H港では釣り人がよく亡くなっているとも教えてくれた。






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