権現ダム

ご投稿 : S 様


この話はS様から聞いた話を私Black Velvetが書き起こしたものである。

S様のお兄さんの友達が加古川市にある権現ダムで釣りをしてた時のこと。
ブラックバス釣りをしていた彼は、何度となくルアーを水面に放り投げては、リールを巻いて獲物が掛かってくるのを待っていた。
何度となくそんな事を繰る返し、やがて日が西に傾きかけていた時、ルアーが根掛かり(水底の流木や水草などに釣り針などが絡まり取れなくなる事)をしてしまった。
何度と無く釣り竿を左右に動かして引っ張ってみるが一向に外れる様子がない。そこで仕方なく力任せに引き抜いた。
プツンとライン(釣り糸)が切れて竿が大きく空を切る。

そして水面に視線を戻したその時…
そこには水面から何かをつかもうともがき苦しむ様に出ている無数の手を見てしまった。
彼はその場から逃げる様にして帰ってきたという。






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