灰色の世界
ご投稿 : 私観 様


元々山歩き史跡めぐりが好きなもので大阪の高槻の山の中での話ですが、非常に急な傾斜を登った後見通しの利く平坦な直線の道に出まして、その道が急なカーブで左に曲がる所に入った時に、何の前触れもなくい、その現象に出くわしました。
いきなり 感覚が消えたんです。
これだとさっぱり何の事だか判らないんですが、見える物は森のみで色は灰色、音は聞こえない、風も感じない、さっきまで青空だったのに上を見ても真っ白、鳥の声も聞こえない、虫のいる様子も無い。
その空間に存在する生命は自分一人っきりのような孤独感。
とても怖かったんですが、どうにか抜け出したくて、必死にお題目を心の中で唱えながら、前に道は見えないので、足元の土の部分の道筋だけを頼りにしばらく歩くと、いきなり視界が開けて明るくなって、全ての感覚が元に戻ったんです。
怖くなって走って逃げました。
その途中、後ろに視線感じたんですね、横目でちらっと見たら、真っ白な布を纏った髪の長い女性の様な、でも性別が無いような得体の知れない感じで。
思いっきり逃げました、振り向いたら立ち止まったら引き摺り帰されそうで、そのまま逃げました、人里の在る所まで。
これだけの話なんですけどね。

実は後日談がありまして、本当の体験だったのか気になって、数年後にもう一度現場に行ったんです、その結果は。。。
何もなかったんです、その場所は同じ場所なんですけど、延々森の中をお題目唱えて迷った所が無かったんです。
左に曲がる急カーブに入ったら、曲がり切ったら、すぐに逃げ出した所だったんです。。。
それ以来行ってないんですが、最近ネットが便利なので、マップサイトで現場を見たりしてますが、未だ明確には現象の意味は解っておりません。。。
10代の頃の話なのでかなり昔の話ですみませんでしたw

(中略)

異なった世界確かにそうかもしれません、入り口だったような気がします。
中国の桃源郷の入り口とか若しくは、地域はかなり離れますがヨーロッパのケルト神話の妖精の迷いの森に近いような気もしています。
実際に今から25年ほど前に山歩きの主婦が迷って何日か行方不明になった山の近くだったんじゃなかったかと、記憶しています。

この山の話を知り合いにした時も幻覚じゃないかと言われたんですねw
後にネットで航空写真とか地図とかで現場を見たりもしたんですが、広域高圧電線の鉄塔のある場所も百メートル弱であったので前頭葉に影響でも出たんだろうかとかも思ったりもしましたが、灰色の世界があまりにも強烈な孤独感な印象なのと、通り抜けた後の生きてるんだなって実感が強かったので、幻覚にしては生々しすぎて不思議な感じは今でも残っています。

迷った主婦の方々は2、3日して発見された時に新聞の記事で載っていたと記憶しています、山菜採りに山に入ってそうなったらしいのですが、3日も主婦二名がどうやって山中ですごしたのかその辺り一切触れられていなかったのでとても不自然に感じました。
もしかしたら2、3日でなくてもう少し長かったかもしれません。






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