ご投稿 : みーみー 様 2004-08-17 今から8年程前(1996年頃?)、大学のサークルでハイキングに出かけました。 ご存知かも知れませんが、生瀬(兵庫県西宮市生瀬)という所から、旧JR福知山(宝塚)線の廃線を歩く、というものでした。 長い400メートル位のトンネルがいくつもあり、中は強力な懐中電灯が必須です。 でみんなででかけ、夕方になり、結局トンネルを出た所で一泊、野宿しようという事になったんです。 昼の景色とはうって変わって、夜も更けると、少し怖いカンジがしました。 トンネル内の冷たい空気が漂ってきますから。 で、お約束の様に肝試ししようという事になり、怖い体験談が始まりました。 その後で一人ずつスタートして、トンネルの向こう側に集合する、というものです。 怖い話が盛り上がってきたその時、友人の一人が、 「もう止めた方がいい。トンネルの上から男の人がじっとこっちを見てるから・・」 もちろんみんな信じる訳でなく、その友人は総スカンでした。 で、一人ずつスタート。 懐中電灯があるといえ、枕木もあり、つまづくと危ないのでみんな壁づたいに歩いていったようです。 私は最後の方にスタートで、同じ様に壁に手をあてながら歩いていました。 半分くらい歩いたでしょうか・・・急に右半身に悪寒を感じてその場で立ち止まってしまいました。 で、何気に懐中電灯でその方向を照らすと・・・。 ハングル文字でしょうか・・恨みつらみでも込めて、書きなぐった様なものがそこにはありました。 また更に懐中電灯を下にスライドさせると、そこには窪みがあり、何メートルかに渡って墓碑が並んでいました・・・・ よく取り沙汰される韓国、朝鮮の人の強制連行、強制労働が事実かどうか、私にはわかりませんが、ここで命を危険にさらしながら労に就いていたという事は容易に想像出来ました。 また暗く、わからない所にしか墓を建てれなかったという状況も。 少し寒気を感じながらも、向こう側にたどり着き、皆と合流。 でも墓がある事は言えませんでした。心霊スポットという訳でもありませんでしたし(認識不足?)、女の子もいましたので、殊更、恐怖心を刺激するのも・・・と考えたからです。 で、またみんなでトンネルを引き返した訳ですが、さっきの友人が私にこう言いました。 「さっき俺、本当に男を見たんだよ・・お前だけは信じてくれるよな。」 そんな事、俺だけに言うなって!
鉄道工事では向こうの人達が結構亡くなったりしてるみたいですね。
ちなみにそのハイキングコースは一応立ち入り禁止になっていたと思います。 |