深夜の訪問者

投稿者 : Black Velvet


平成14年(2002)10月27日午前4時34分。
私が自宅二階の自室で眠って居た時の事。
横になって眠っていた私の右足のつま先辺りを何者かに「トントントン」と3回、布団の上から軽く叩かれた。
私はそれで起こされたのだが、辺りを見回しても人の気配も何も無く、何も無かったように静まり返っている。
訳が解らないまま暫く座って考えてみるも、部屋に何も変わった様子も無い。
薄明りとはいえ、部屋に誰か人が居ればすぐにわかるはずであるし、特に何かが入ってきた様子も無い。
しかし、足には先ほど叩かれた感覚がはっきりと残っている。
「誰かが何かを伝えに来たのかな…」
そう考えてみるのだが、さしあたって思い当たる節も無い。

翌朝、解りきっている事ではあったが一応家族全員に聞いてみたが、誰もそんな時間に部屋には行っていないという答えだった。
ただ、お隣の家の親戚にご不幸があったという事を母親から聞かされた。しかし、まさか霊が知らせに来たとしても、家を間違える訳も無かろう(苦笑)
あれから一週間近くが経つが、幸い身の回りで事故、病気、不幸があった等という連絡も無い。
あれは一体何だったのだろう。






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