伊勢神トンネルにて
ご投稿 : ヨーソロ 様


私が高校生の時(20年程前です)(1986年頃?)に聞いた、伊勢神トンネルのお話を投稿させて頂きます。
今回も近畿圏の話でなく恐縮です。
しかし、既にその時代から伊勢神トンネルは名所だったのですね。

私の出身高校は野球・サッカーなど強豪、スポーツ全般が盛んで、プロ野球選手・Jリーガー・競艇選手・競輪選手など多くのプロ選手を輩出しています。
ちなみに有名プロレスラーも卒業生ですし、某人気球団の監督も卒業生です。

私が高校2年生の時の体育担当教諭が体験し、クラスの全員の前で話してくれたお話です。

名前は仮にA先生としましょう。
A先生の弟は当時、某プロ野球球団の正捕手でした。
(つまりそのプロ野球選手のお兄さんの体験です。)
A先生は陸上選手でしたが、皆野球の話などもよく聞いたりしていましたし、まだ若い先生でしたから人気もあり、兄貴的な存在でもありました。

そんなA先生は、普段から自分には霊感がある、と公言していました。
雨でグランドが使えなくなったある夏の日、教室で保健体育の講義をすることになりましたが、そこは高校生、A先生に「おもろい話ししてーや!」とせがんだ所、A先生の大学時代の体験を話してくれました。

A先生は愛知県のある大学を卒業されました。
その大学の3回生の時、A先生の友人が中古の車を買ったのですが、その友人がドライブをしたくて、毎日のようにあちこち行ってたそうです。
ある晩、「伊勢神トンネルでも行くか」と言う事になり、別に肝試しとか怖い物見たさ、とかじゃなくなんとなくそうなったそうです。
その日は、大変天気が良く星も見えてて、雲一つ無い夜空だったそうです。

伊勢神トンネルは今や、全国にもその名を轟かす心霊スポットですが、特に旧トンネルは親子の霊や子供の霊、女性の霊などの目撃談が多く報告されています。
『奇跡体験アンビリーバボー』でも紹介され、そのトンネルの名の由来が伊勢湾台風から来た、など数々のジンクスも紹介されました。

その日A先生と友人Bさんは、Aさんが運転しA先生は助手席に座って旧伊勢神トンネルへ向かいました。
旧トンネルへ行く前に新トンネルを抜けて、旧トンネルへ向かおう、と言うことになったそうです。(その方が帰る際、帰りやすいからとの事。)
新トンネルは、道路が途中まで登りになっており、トンネルに入った時点では出口が見えず、トンネル内で坂を登りきると平坦になり出口が見えるそうです。

トンネルに入り、登りです、出口は見えません。
坂を登りきりました。
出口が見えました。
すると、トンネルの左側、今、車が走っている車線の端を、トンネルに入ってすぐの所から歩いてくる「人」が見えました。

でも、変なんです、おかしい、明らかに。
その間にもどんどんその「人」と近づいて行きます。
その「人」は、雨合羽を着て、さらに傘をさしています。
びしょびしょに濡れています。
もう全身から雨滴が滴っています。
どんどんその「人」と近づいて行きます。

運転してるBさんは、「なんやあのおっさん?合羽着てないか?なんか変やな」などと言っています。
A先生は思ったそうです「あちゃー!おーてもーたー」
たしかに男性のようだし、工事員の様な感じだったそうです。
どんどん近づいて、ついにすれ違いました。
A先生の視線はずっと、その「人」を確認してからずっと、その「人」を見ていたんです。

すれ違ったその瞬間、その「人」は、いなくなりました。

友人Bさんも又、その「人」を見ていたのです。
友人Bさんが言いました「消えたぞ!なあっ!消えたぞ!」
車を急停車させ、後ろを見ましたが、そこにもう歩いている「人」はどこにもいません。
「早く行こう!」A先生が言いました。
車はタイヤを軋ませ発進し、二人は寮に帰りました。

寮に帰り、今あった事を地元出身の先輩に話したところ、新トンネルも色々な災害を受けているらしく、「見た」と言う話を聞いたことがある、との事だそうです。

旧トンネルでは、母を探す幼い兄弟の霊や子を探す母の霊、若い女性の霊などの目撃談が後を絶たないそうですが、新トンネルでも恐怖の目撃談がある事をご存知下さい・・・

管理人補足:
旧トンネルでの心霊体験が多く語られているが、一般に語られている事故で人が死んでいる、自殺した人がいる、生き埋めになった人がいるなどといった事実は(旧トンネルでは)全く無いとのことである。
ただ、新トンネルは、着工中の昭和34年(1959)に伊勢湾台風の被害を受け、この時工事に従事していた12名の方が亡くなっている。しかし、これらの方の遺体はすべて発見され手厚く葬られているので、生き埋めになったままの人などはいない。






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