気になる場所
投稿者 : Black Velvet

車で走っていると特に変わった様子も無い所なのに何故か妙に嫌な気分になったり、“何か”の気配というか存在の様なものを感じる場所が私には幾つかある。
それらは事故多発地帯とか危険な場所という訳でもない。
それ故、ただの思い過ごしなのだろうと半ば自分に言い聞かせ、これまでにも何度と無くそういった場所の前を通ってきた。
気のせいと言われてしまえばそれまでなのかも知れない。

今回、私が何か嫌な気配を感じる場所であった出来事を紹介しようと思う。
ただ、先にお断りしておくと、心霊や不思議な話とは少し趣を異にする話だということをご理解戴きたい。

県道83号線(平野三木線)が西盛の変形交差点を抜け三木方面に向かって進むと、雑木林を通る辺りに何箇所かカーブがある。その中でも一番急と思われるカーブの側に脇道があり、雑木の奥に大阪ガスの無人施設(当時)がある。
それほど頻繁に通る事はないのだが、そこを通る度に昼夜を問わずそのカーブの辺りに何か嫌な気配を感じる。具体的に何かが見えるわけでもなければ、そこに何があるわけでもないのだが。

彼岸の中日、平成23年(2011)3月21日。
私の家に集まった親戚と共に車数台で墓参りへと向かう途中のことだった。
いつも気になるそのカーブに差し掛かった時、供えられたばかりと思われる真新しい花束が私の目に飛び込んできた。
ここでなにか不幸な事があったことは明らかだ。
そんなに頻繁に通っている訳ではないが、もう十何年も通っているこの道(のこの場所)で花が供えられているのを見たのはこれが初めてだったので、比較的最近何かあったと思われる。

死亡事故?があったからといって、それを私が感じている“何か”の存在と結びつけるのは余りにも強引だとは自分でも思うが、そこには(上手く説明できないのだが)何か嫌な気の淀みの様な物が在るのだと再認識した一日だった。






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