マヤカン
ご投稿 : 湾岸線 様


摩耶観光ホテル... 僕は23〜24年前の夏、そこで不思議な経験をしました...
その当時、僕は20歳を過ぎたばかりで、バンド活動をやってましたので、ドラムスクールに通っていました。
そのスクールから2泊3日で夏合宿に行くことになりました。その合宿先が「摩耶観光ホテル」でした。
参加人数は25人くらいでした。

朝、大阪を出発して、2時ごろ「ホテル」に到着。「ホテル」は摩耶ケーブルの中間駅の東側(だったはず)に建っています。その当時、一般ホテルとしての営業はしておらず、主に学生などの合宿先としての営業をしていました。 到着後、夕食まで、レッスンをするということなので、「大ホール」に集まりました。
このときはドラムセットは使わず、大きな輪になって先生を囲んで、指示されるドラム教則パターンを各自練習台で叩くといったものでした。
終わって割り当ての和室(20畳ぐらいの広い部屋)に戻ってくつろいでいると、誰かが「さっき、レッスンの時、俺らのうしろを誰か歩いてへんかったか?うしろ見たけど誰もおれへんかったけど」と言い出しました。
「歩いとった!歩いとった!やっぱりそうやった?」と5、6人がその足音らしき音を聞いた様子でその場が騒然となりました。僕はその「足音」には気づかなかったんですが。

と、そのときです。隣室との間を間仕切って、しまっていたアコーディオンカーテンがさっと開きました。
1.5メートル程、全開になりました。アコーディオンカーテンは重いので台風の風でもなければ動きません。
僕は「誰かがおどろかそと思って開けたな、向こう側におるやろ」と思って、とっさにアコーディオンカーテンのところまで駆け寄りました。ですが、誰もいません。
どこかに隠れるにしても、すぐに駆け寄ったので、時間的に隠れることができるはずがないと判断しました...
「やっぱり、なんかおるんか」と、ぞお〜っとなりました。

夜になって、廊下や階段で僕も足音を聞きました。2、3人で行動していたので怖くはなく、すぐにその音のするほうに駆け寄ってみるんですが、やはり誰もいませんでした。

極めつけは夜中でした。就寝中、「ウ〜〜ウ〜〜」といううめき声が聞こえてきて、みんな飛び起きました。
10人ぐらい一緒の部屋で寝てるんですが、全盲の方がいて、そのTさんがうめいてるんです。
「Tさん、どうしたん?」と声をかけてみると、「今、胸になんか乗ってきた...」「昼間怖い話聞いたから夢みたんやろ〜?」「いや、夢ちゃう、夢ちゃう...」ということでした。

次の日、僕らは怖い気持ちを払拭するために「大ホール」で、ドラムやパーカッションをラテンのリズムでドンがんドンがん叩いて、「こらあ〜出てこい!出てこい!相手になったる!」と、ひとりではとても言えないセリフを叫びながら練り歩きました。
それっきり、不思議なことはおこらなくなりました。

今、思えば、なんとも大胆で、いたずらずきな奴です。でもその後、営業を完全にやめ、廃墟となったんで、誰もこないんで、寂しがってるかもしれません。^^)

そのとき、この「ホテル」には管理責任者でしょうか、いろいろ取り仕切っている、風貌のほんとに変わった「変なおっちゃん」がいて、僕には「この人は幽霊と親戚かいな?」と思えたので、思い切って聞いてみました。
「ここはなんか変な幽霊とかでますか?」
「変なおっちゃん」は無反応で、すぐどっかに行ってしまいました。






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