ラジオ

ご投稿 : izawa 様

2003-10-23


中2のとき体験した少し気味の悪い話です。

朝から何だか調子の悪かった私は、12年間生きてきてはじめて早退というものをくらいました。
5限まで踏ん張ったので家に着いたのは3時から4時頃で、雨上がりのようなしっとりよどんだ空模様でした。

とにかく頭ガンガンで早く寝たかったのでブレザーとスカートだけ脱ぎ捨て、ワイシャツにハーパンの格好で薬も飲まずに布団にもぐり込みました。

どのくらいたったのか分かりませんが浅い眠りの中で‘カタカタ’とゆう音を聞きました。1回や2回ではなく連続で何度も。
それはペンでクッキーなどの缶をかるくたたくような音でした。
こんなときいつもなら怖くて居間に逃げていく私ですが、人間とは不思議なもので自分の状況がちょっと普段と変わるだけで何でもできちゃうんですね。
あの日8度ちかくまで熱があったらしく(お母さんが帰ってきてからはかった結果)、うとうとしてきた矢先で。
‘どうしよう、なんか居る・・・’ではなく、‘うるっちゃい!寝かせろよ!’と脳みそが判断。
がばっと起き上がりテーブルの上で散らばったペンをいっきにかき集め、ペンたてに放り込みました。
完っ壁!
と、思っていたら正体不明(一応ペンと判断)の‘カタカタ’が、やむ気配は感じられない。
苛々と頭痛がつのる中、それは起こりました。

カチッ、ジジジジジジジジ・・・・・

なにかスイッチが入るような音と同時にテーブルのラジオがついたのですよ!
さすがに目ぇさめましたね。びっくりしました。
でも‘あぁ・・これでおわった・・・’と何故かほっとしてスイッチをOFFに切り替え、後はもうぐっすりです。

私の部屋にはよく朝晩かまわず四つ足の生き物(動物?)が現れます。
かぶっている布団の上をトコトコゆっくり歩いています。最近来ませんけどね。
足元の天井に1メートルくらいの神棚があるんですけど関係してるんでしょうかね。






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