一庫ダムの白い腕
ご投稿 : ヨーソロ 様


題名を付けるなら「一庫ダムの白い腕」でしょうか?

彼の名は純一と言います。陽気で責任感の強い奴です。
釣りが大好きで、特にルアーフィッシングにはまっています。とは言っても投げ釣り専門のわたしにも付いて来ますから、釣りが好きなんですね。
純一には結構長く付き合ってる彼女も居て、結婚が決まったんですが、それからもバスボートを買ったりして、彼女からヒンシュクを買ったりしてました。
私も流石に怒りましたが、気持ちは良く判りました。

ニューボートで次の休みに一庫(ダム)に言ってきます、と言ってたんです。

休みが明けて、出社してきた純一がすごく疲れていました。
「どないしたんや」と聞きました。
すると純一が話し出しました。

ボートを湖に下ろして、ついこの間釣ったメガバスのポイントでアタックをしていると、ビンビン!と当たりが。
渾身の合わせでフックオンすると、猛烈なファイトだったそうです。
魚影が見えるところまで上げて来ると、まさにメガバスが。

「やったー!」と、はやる心を抑え、最後の取り込みに入ろうとしたその時、肘から先だけの白い腕が泳いで来て、メガバスを鷲掴みにしたと思ったら引っ張って底の方に持っていったらしいのです。
持って行く瞬間、一瞬グッと重くなり、スッと軽くなったそうです。

恐れおののいてその日はそれで家に帰ったのですが、夜寝ていると純一の足首をその腕が掴んでいて、足を振り払うと魚の様な動きでどこかに行ってしまい、又、ウトウトしてると掴まれているそうです。

仕事上のお付き合いのある、あるお寺の方に清めて貰い、暫くは、その方に頂いた塩を家の玄関や窓などの外と出入りの出来るところに撒き、あとは少量を自分にかけるように言われました。
それからその腕は、掴みに来ない様です。

しかし、その腕はどこに行ったのでしょうか?
今、あなたの足を掴んでいるものが無いか、確認してみて下さい。

管理人補足:
実は『平成13年度版 関西怨念地図』という心霊スポットを紹介した本に、「白いブラックバス」というタイトルで一庫ダムで生きているように動く(泳ぐ)人間の肘から先の腕を釣り上げたという人の話が掲載されている。
ヨーソロ様がその話を見てご投稿されたなどとは思ってはいなかったが、失礼を承知でヨーソロ様にその話をご存知か尋ねてみた。 すると、

そうなんですか?そう言うお話しがあったんですねぇ。
まったく知りませんでした。
純一から聞いた時は、うそを言ってると思っていました。

との答えが返ってきた。
これまでのメールのやり取りから、ヨーソロ様が私をからかわれてるとは到底思えない。
やはり、一庫ダムには我々のはかり知れない何かがあるのかも知れない・・・






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