そのような場所は心霊現象も非常に多い…

ご投稿 : 赤松 広秀 様

2022-07-21

むかし知人から聞いた話です。
彼は職場に泊まることがよくありました。すると夜中に錫杖(注.1)を鳴らすような音が聞こえてきたり、金縛りにあったり、ワーワー騒ぐような声が聞こえてきたりなど不思議な現象が続いたそうです。
彼の職場の近くには鉄道による糞尿輸送(注.2)が行われていた時代は引き取り駅があった場所でもあり、要はそういう地区だったのです。彼曰く、そのような場所は心霊現象も非常に多いとのことでした。

注.1 大乗仏教の修行僧である比丘(びく)が持つ「比丘十八物」(びくじゅうはちもつ)と呼ばれる18の法具のひとつ。
銅や鉄などで造られた頭部の輪形に遊環(ゆかん)と呼ばれる金属の輪が4個、または6個、または12個通してあり、杖を振ると、この輪っかが互いに打ちあって音が出る仕組みになっている。このシャクシャク(錫々)という音から錫杖の名がつけられたともいわれる。
大師像や地蔵菩薩像が持っていることもまま見受けられる。
注.2 戦前から戦中、戦後にかけて、主に都市部で排出された人間の屎尿を肥料として用いるため鉄道や軌道を用いて農村部などへ輸送していた。
参考:
鉄道による糞尿輸送
西武鉄道糞尿輸送余話 - 在りし日



末筆となりましたが、貴重なお話をご投稿下さった赤松 広秀 様にこの場を借りてお礼申し上げます。

※ 昨今の社会環境を鑑み、誠に勝手ながら管理人の一存で一部ご投稿文を修正させて頂いておりますことご了承ください。
※ ご投稿者様ならびに管理人には特定の地域、風習などを差別、中傷する意図は無いことをご理解ください。






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