大阪 公園のテーブルに頭蓋骨


平成27年(2015)2月19日午後11時半頃、運動のために箕面公園(大阪府箕面市)を訪れていた専門学校生(19)ら4人のグループが、箕面の滝のすぐ近くにあるテーブルの上になにか白っぽい丸いものがあるのを見つけた。
周囲は暗く、遠くからではそれが何か分からなかったのだが、近づいてそれが何であるかを確認して一同は愕然とした。
それは人間の頭蓋骨だった。
彼らは急いで登山道を降り、阪急箕面駅前にある交番に通報した。

大阪府警箕面署によると頭蓋骨が発見されたのは公園内で随一の観光名所として知られる箕面大滝から南に約50メートルの所で、滝を一望できる滝見橋を渡ってすぐの場所にあるテーブルの隅にまるで箕面大滝を凝視するかの様に置かれていた。
公園関係者がテーブル周辺を巡回したのは19日夕方のことで、同署は同日夕方から深夜にかけて頭蓋骨がテーブルに置かれたとみている。
警察の発表によると、頭蓋骨は平成22年(2010)頃に死亡した20~40歳くらいの男性のものと判明。しかし、下顎が無く、上顎の歯も一部しか残っていないため、歯形から身元の特定は困難とされ、DNA型から特定を進めているが現時点で有力な情報はないという。
同署が翌日から二日間、周辺を捜索したが他の部位の骨などの発見には至らなった。また、頭蓋骨には土や葉は付着していなかった。

山中で遺体や人骨が発見される事は時々あるが、今回の様な事は前代未聞であろう。
誰が何の目的でこのような事を… 明らかに不自然なこの状況に周囲は困惑するとともに、いくつかの推測がなされた。
箕面公園といえば野生の猿が有名である。そのことから猿のイタズラではないかという声もあったが、識者によると猿の可能性は考えられないという。
箕面市では増え過ぎた猿によるトラブルが多発することから、平成22年(2010)に猿への餌やり行為を禁止する条例を施行すると共に、山中に餌場を設けることで人里まで猿が来ないように対策を進めてきた結果、箕面の滝付近での猿の目撃はほぼ無い状態となっている。
また、周辺に他の部位が発見されなかったことから、頭蓋骨は離れた場所からここに運ばれたのではないかと推測され、訓練を受けていない野生の猿が頭蓋骨を持って数十メートルも移動することは不可能とされる。
頭蓋骨が発見された2月は猿は冬の間餌を探すことや、交尾の相手を探すことに気が行っていて、頭蓋骨を見つけたとしても興味を示さないと思われるとのことだった。

頭蓋骨の置かれていたテーブルの傍には長さ1メートルほどの木の枝が落ちているのを警察署員が発見している。山中なので木の枝が落ちていても何の不思議もないのだが、頭蓋骨から指紋が検出されなかったことから、人間がこの枝で頭蓋骨を引っかけるなどしてテーブルに置いたのではないかというのだ。
一体誰が何の目的で、それも箕面大滝を眺めるようにテーブルの上に頭蓋骨を置いたのだろうか。
何とも不気味な事件である。

現在、警察が事件性の有無について調べている。








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