埼玉 心霊スポット強盗事件


埼玉県吉見町に国の指定史跡「吉見百穴」がある。吉見百穴とは、古墳時代後期(約1300年前)に凝灰岩の丘陵に掘られた国内最大規模の横穴墓群。
その吉見百穴のすぐ近くに、通称「巌窟ホテル」と呼ばれる自然の岩盤を掘って造られた穴がある。これは、明治から大正にかけて造られたもので、大人が10人程度が入れる大きさの部屋状の切り立った岩場である。
現在は崩落などの危険があるため立入禁止となっているが、観光名所にもなっており、近年ではその荒涼とした雰囲気から「心霊スポット」としてTV番組でも取り上げられたことがあった。
以来、インターネットなどでも取り上げられ、地元の人の話では、昼間だけでなく、肝試しに深夜に訪れる若者も多い。近くの県道には路上駐車の列ができるほどだたという。さらには、周辺にはこれらの若者に相手にしたの売店まで出ていたという。

平成14年(2002)9月8日。
時間は午前1時半頃、千葉県習志野市のとび職の少年(19)ら5人がここを訪れた時の事だった。
「吉見百穴」近くの駐車場で、オートバイなどに乗った約15人の若い男らの集団に突然言いがかりをつけられ、金属バットなどで全身を殴られ、現金(計約6万2000円)や携帯電話などを奪われ、3日から1ヶ月のケガを負った。殴られた少年らは、車で通りかかった人に発見され119番通報された。
後日、埼玉県警は、嵐山町の無職男(18)をふくむ、16~19歳の少年21人を強盗傷害などの疑いで逮捕した。
逮捕された少年らは、「レジェンド」「クルーズ」「堅龍會」と称する暴走族などに属し、昨年(平成14年)8~9月末にかけて同県東松山市や吉見町など1市2町で、少なくとも強盗3件、傷害3件、窃盗1件、恐喝1件の犯行を自供している。
少年たちは、「(心霊スポットに)肝試しに来るような若者はビクビクしているだろうから、脅しやすいだろうと思った」が犯行の動機だったという。

幽霊よりも生きている人間が一番怖いという話である…








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