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兵庫県の中西部、ある地方都市の中心部にある地上10階建てのマンション。周辺にこれだけ大きなマンションはなく、ひときわ目立つ存在となっている。
そのマンションの9階の906号室は閉鎖されたままとなっている(2001年確認時)。 この部屋で自殺があり、死後数ヶ月の状態で発見された。遺体発見のニュースは当時地方紙の片隅に小さく報じられたというが、事実確認には至っていない。 床には黒いシミが残り、いくら清掃してもシミは消えることは無く、清掃すればするほどにシミは黒さを増して行ったという。 消そうとすれば消そうとするほどに濃くなるシミは、無念の思いが焼き付いているのか、あたかも生きていた証を残そうとしているかの様にさえ思える。 (シミが残っているのは天井という話もあるが、それならば自殺があったのは上階でないかと思うのだが詳しい事については分からない。) 素人考えながらリフォーム等を検討しなかったのかとも思ったが、リフォームには一般的に100万円以上の費用が必要であり、高額の費用をかけてリフォームしたところで「事故物件」、「心理的瑕疵あり」で借り手が付かなかった時のことを考えれば閉鎖と言う方法が現実的であったのかとも思う。
※おことわり (2024/09/15 追記編集) |