Y中学校

兵庫県南東部にあるY中学校。ここには、生徒が校庭の遊具で首を吊って自らの命を絶ったという痛ましい噂が語り継がれている。今もなお、その生徒の霊が校内を彷徨っているという。
事実関係の裏付けこそ取れなかったが、卒業生によれば、かつてこの学校では深刻ないじめが横行し、不登校になる生徒もいたという。もし自殺の噂が真実ならば、いじめを苦にしての自殺だったのではないかと勘繰ってしまう。

幽霊にまつわる話からは逸れるが、本校について調べていて気になる記事を見つけたので、余談としてここに書き留めておきたい。
昭和36年(1961年)2月7日付の市の広報誌には、「くり返すまい。この事故」「魔のオート三輪が後ろから」という衝撃的な見出しが躍っている。 記事によれば、同年1月14日、第8回耐寒マラソン大会の最中に悲劇は起きた。坂道を走行していたオート三輪(三輪トラック)(注.1)がブレーキ故障により制御不能に陥り、マラソン中の男子生徒の列に突っ込んだのである。結果、2名が死亡、9名が重軽傷を負うという大惨事となった。
現場となったのは、六甲山中を走る険しい山道(県道)が市街地へと抜け出て来た辺り、春には川沿いの満開の桜並木が人々の目を楽しませる美しい場所での惨事だった。
六甲山から続くこの県道は、高低差約340メートル、13箇所の急カーブが続く難所で、近年でも「フェード現象」(注.2)による事故が絶えない。 警察の統計によれば、令和元年(2019年)以降だけで少なくとも7件の事故が発生。7件の事故のうち捜査中の1件を除く6件(注.3)が長い下り坂でのブレーキ多用によるフェード現象が原因としている。

かつて生徒たちの悲鳴が響いた坂道は、今もなお人々の心に不安の影を落としている。

注.1 
注.2 
長い坂を下る際、フットブレーキを多用することでブレーキパッドが耐熱温度を超えて過熱され、摩擦材の熱分解で発生したガス膜がブレーキローターの間にはさまることで摩擦力が減りブレーキが効かなくなる現象。
注.3 
20年4月、2021年8月(民家にトラックが突っ込む)、2021年10月、2022年2月、2022年7月、2023年5月(トラックが信号待ち中の軽ワゴン車に衝突。荷台に積んでいた小型ショベルカーが落下、そのまま交差点先の歩道に突っ込みベンチやバス停を破壊)


※おことわり
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