ゲッチの家

ゲッチの家? 兵庫県のY町に「ゲッチの家」と呼ばれる凄惨な事件の舞台がある。

それは、「平成」という時代になって間も無くの頃の事だった。
兵庫県Y町のSという所に何処にでもあるようなごく普通の家庭があった。どのような家族構成であったのかは詳らかではないが、ここに家族5人が幸せに暮らしていた。
そんなある日の事・・・
惨劇は突然に起こった。その家の母親が突然おかしくなり、斧で次々と家族を惨殺していったのである。
私は記憶していないが、この事件は当時TVでも報道されかなり話題になったという話だった。
(私が調べた限りでは、このような事件があった事は確認できなかった。)
事件後、この家を解体しようとしたが作業員がケガをしたり、請け負った解体業者が倒産するなど不可解な事が相次いで起こり、十数年を経た今も当時のままに残っている。
地元では、誰も住んでいないはずのこの家に夜明かりが灯っていたとか、中から話し声が聞こえた、好奇心から中に侵入した若者たちが全身に返り血を浴び斧を手にした母親の幽霊を見た、侵入した若者が翌日原因不明の急死を遂げたといった噂までがまことしやかにささやかれている。

Sという場所の墓地の傍にあり、「ゲッチの家」と呼ばれている。
僅かなキーワードを頼りにその町を訪れた。
地元の人に尋ねれば分らなくも無いのだろうが・・・いくら怖い物知らずの私でも、過去の忌まわしい出来事を蒸し返すような事を出来るわけも無い。幸いSという場所はそんなに広くもないので、まず手掛かりとなる墓地を独力で探すことにした。
暫くして、あるお寺の管理する大きな墓地、そしてそれと向かい合うようにして建つ一軒の廃屋を発見した。
門扉は針金で固く縛られ、庭の周囲に巡らされたフェンスの其処彼処には破って侵入した穴を繕った跡が何箇所も見受けられた。
おそらく此処が惨劇の舞台であろう・・・それは何とはなしに空気から伝わるものがあった。(少なくとも私にはそう感じられた。)
そして、ここで私が疑問に思った事があった。
それは、周囲をフェンスで囲っているという事だった。普通なら塀なり生垣なりが有りそうなものなのだが、この家の周囲は溜池などの周囲に張り巡らしてあるようなフェンスが巡らされているのだ。
これは私の勝手な想像なのだが、それはまるで野次馬や肝試しの連中が入れないようにと事件後に設けたようにさえ思えたのである。
庭などは荒れるに任せてはいたが、玄関の表札にはかつての主の姓名が記され、各部屋にはカーテン等がそのままに残っていた。先入観を持って見ているせいかも知れないが、おおよそ普通に引っ越しをして出て行ったという雰囲気ではない・・・

しかし・・・このままではこの家がその惨劇の舞台“ゲッチの家”なのかどうか解らない。
そこで、更に周辺を散策してみたのだがそれらしい廃屋は見当たらない。そしてとうとう私はこの町を管轄とする中央の警察署にSという場所に墓地は何箇所有るのかを尋ねる事にした。(さすがに、ストレートに聞くことは出来なかった。(笑))
対応してくださった警察署の方が地図を探しながら丁寧に教えてくれたのだが、Sという場所はこの地方の中核となる市街地で住宅地図に掲載されるほどのまとまった墓地は存在しないという答であった。そして、このSという場所と道路を境にしたUという町になら大きな墓地が2箇所あると教えてくれた。
その教えてくれた墓地のうちの一つこそ、先ほど私が訪れた件の廃屋のあった場所であった。
道一つ隔てて町名が変わっているのなら、先ほどの廃屋がそうであっても不思議ではない。しかし、そうは思いながらも決定付ける物が無いので、もう少し町内を散策してみる事にした。2時間ほどウロウロとしてみたのだが、畑の傍らにある小さな墓地を見つけただけで、誰に尋ねてもSという所で墓地は見たことが無いという答だった。

時間的制約もあり、結局明確な答を出せないままにこの町を後にした。 私が見た廃屋がそうだったのか、或いは惨劇の舞台という事もあり取り壊されていたのか・・・
いずれまた、時間が有れば十分な下調べをしてから訪ねてみたいと思っている。

2015/08/22 一部加筆


2015/08/22 追記
その後の追跡調査の結果、本廃屋がゲッチの家であることを確認。



2010/10/05 追記
2010年9月28日。ゆりぽん様よりゲッチの家について次のような情報をお寄せ戴いた。
(メールより抜粋)

ゲッチの家は今もU(地名、管理人修正)に残っていて、ネットでは今もいろんな噂がささやかれてマス。
管理人さんが知ってることもあるかと思いますが、私が見たり聞いたりした話では

・今も表札がそのまま残ってる
・門には厳重にチェーンが掛けられていて立ち入り禁止
・家の周りを囲むフェンスが塀になってます(グーグルマップで確認できます)
・夜ゲッチの家に行くと、庭に女の人が立っていてこちらをにらんでくる
・ゲッチの家に行くと帰りに事故に遭う
・ゲッチの家の表札の人のお墓が向かいの○○寺(管理人修正)の墓地にあるらしい
・事件の犯人である奥さんは、精神鑑定の結果無罪で今もI病院(精神疾患の治療を専門とした病院、管理人修正)に入院している
・一家惨殺の話はデマで、家の人は転勤で出て行った
・(逆に事実なので)地元ではゲッチの家の話はタブーになっていて、誰も話そうとしない、聞いても知らないという
・取り壊そうとすると祟りがあるので解体屋が嫌がって取り壊せないまま残っている

あと、ゲッチの家はS(地名、管理人修正)ではなくて、U(地名、管理人修正)になります。








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