人身事故が多発する踏切というものは全国各地にあるが、この踏切は人身事故が多発するだけでなく怪現象の噂も有り、それらは霊が憑いているからだという噂がある。
ある人がバイクに乗って踏切を通過しようとした時のこと。踏み切りの中ほどで突然バイクが動かなくなり、警報機が鳴らないままに遮断棹が降りてきて中に閉じ込められ、危うく列車に轢かれそうになったという話がある。
実際、人身事故が多発しているようで、ここ数年で以下のような事故があった。
・平成19年(2007)1月31日、下りていた遮断棹を押して踏切内に進入した電動車イスの高齢男性が梅田発新開地行特急電車に接触、百数十メートル引きずられ死亡。
・平成21年(2009)2月9日11時38分、遮断棹を跨いで踏切内に進入してきた男性が梅田発神戸三宮行普通電車に撥ねられ死亡。
・平成21年(2009)11月26日12時15分頃、線路内に横たわっていた男性(推定 40~60歳)が新開地発梅田行特急電車に撥ねられ死亡。
(12月下旬になっても男性の身元が確認できず、西宮市長が10月6日付官報に行旅死亡人として公告。)(注1.)
・平成26年(2014)8月31日18時58分頃、男性(推定 40~50歳)が梅田発神戸三宮行普通電車に撥ねられ死亡。現場に特に争った形跡はないという。
(西宮市長が10月8日付官報に行旅死亡人として公告。)
・平成29年(2017)10月29日23時45分頃。踏切内に立ち入った男性(推定50代)が梅田発神戸三宮行急行電車に撥ねられ死亡。
余談だが昭和60年(1985)ごろには近傍の神社境内で首吊り自殺も起こっている。
2017/03/31 加筆再編集
2018/03/04 加筆
2025/01/19 追記
深夜3時半頃、ある人が友人とここ(踏切)を歩いていると、突然遮断桿が降りてきて線路内に中に閉じ込められそうになったという話もある。
JRなら深夜に貨物列車が走ることも考えられるが、阪急の貨物営業は昭和29年(1954)で終了しており、深夜3時半に電車が通ることは考え難い。残念ながら話はここで終わっており、電車が実際に通過したのか否かについては触れられていない。
注1. 原文ママ。平成21年(2009)11月26日に発生した事故に対し行旅死亡人の公告が10月6日とあるのは、翌年の10月6日のことか?