兵庫県南東部某所、山間を蛇行する川を臨む丘の上に通称「感染病棟」はある。
この病院は現在も通常通り診察業務を行われているので詳述は避けるが、昭和25年(1950)に京阪神より当地に移転してきたことに始まる。 県下に散在する心霊スポットの中では知名度はそう高くは無いが、地元では有名な心霊スポットとして知られている。 噂によると、ここはかつて軍人病院で、負傷した軍人が数多く収容されていたという話もある。しかし、昭和25年といえば翌年には「サンフランシスコ講和条約」が締結されていることを考えても軍人病院であったという話はにわかには信じ難い。 また、「感染病棟」とも呼ばれており、以前は結核病患者の隔離病棟であったという話もある。これについても色々と調べてみたのだが確証に乏しく現段階ではそれが事実であったのか否かは明言は出来ない。
私がここを訪れた時には新しい病棟が建てられており、(事実か否かは定かではないが)ここが軍人病院であったとか隔離病棟であったという話は想像もできなかった。
※おことわり |