小○家

小○家
K市西部、田園の中を貫くように走る国道に面した所に行き交う車の排気ガスを浴びながらぽつんとひとつの廃屋が佇んでいる。
玄関には表札が当時のまま残されており、今もそこにはかつての住人の名前がはっきりと記されていてそれが妙に生々しくさえ感じる。
ここに人が住まなくなってかなりの歳月が経つが、廃屋となった今も尚夜になると門灯がぽつりと灯るという。
光センサーで自動的に点灯、電源は太陽電池式かと思ったのだが実際に確認してみると(見たところ)普通の門灯であった。





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