松○家
一家心中の家

松○家 兵庫県のKという町に呪われた廃屋があるという。
Kという町の「松○家」。手掛かりはそれだけだった。

某月某日、郊外のKという町を訪れる。
この町は地図で見るとかなり広く、手掛かりらしい手掛かりも得られぬままにここを訪れた。はたして目的の「松○家」が見つけられるか正直不安だった。
特に当てがあるという訳ではなかったが、地図で大体の見当をつけ車を走らせる。Kの町外れから町内へ入り暫く進む、そこから更に奥へ入ろうと脇道に入った所にそれはあった…
バス道沿いの空き地の少し奥、一見普通の空家にも見える廃屋。それが「松○家」だった。かつてここで一家心中があったと言われ、門柱には今も表札がそのままになっていた。
聞くところによると家の中は家具などが当時のまま残っているという話だった。そして、この家に侵入すると、その帰途必ず交通事故などの不幸に遭うという。
針金で結ばれ固く閉ざされた門扉の前には壊れたA型バリケードが置かれてあった。
道を挟んだ真向かいには南北朝時代の銘を持つ石棺仏(古墳の石棺を利用して作られた石仏)が静かに町を見守り、ここで起こった悲惨な出来事など知らないであろう小学生たちが閉ざされた門扉の前を楽しそうに下校している。そんな対照的な風景が私にはとても痛々しく感じられた。

2017/04/10 追記
これまでに何度か解体が試みられたそうだが、工事を請け負った業者に事故や不可解な死亡事故が起こることから解体されずに現在に至っているという。
また、よくある都市伝説の類と思われるが、霊能者として知られる宜保愛子(1932年1月5日 - 2003年5月6日)がここを訪れた時、危険すぎるという理由で中に入ることを拒んだという話も有る。






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