小人の家 (兵庫)

崩れかけた物置小屋、これを小人の家と見誤ったのか? 名古屋の小人の家について調べていた時、気になるネットの書き込みに出会った。

2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)「Ψ 兵庫の心霊スポット その8 Ψ」より
921 :本当にあった怖い名無し:2006/09/05(火) 15:16:21
八景中
(八景中学校 / 三田市)から道場のバッティングセンター(神戸市北区道場町塩田)行く途中左に変な廃墟というか謎の普通より小さい人が住んでそうな家の廃墟?
があったんですがなんなんでしょう、。家のつくり自体も変だし、壁もなんか。。薄い肌色か黄色っぽい物です

(引用元:https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1153113521/)

という内容のものだった。 それに対して「納屋」とだけコメントがあっただけで、話はそこで終わっていた。

前述の書き込みから6年後の平成24年(2012)、同一人物によるものなのか否かは分からないが再び件の小人の家の話題が投稿される。
2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)「兵庫の心霊スポット 第20夜」より
77 :本当にあった怖い名無し:2012/07/27(金) 23:39:04.67
三田側から、三田スーパーボウルをちょっと過ぎたあたりの左側に小人が住む家みたいなのがあるんだが、
あれ何?

(引用元:https://www.logsoku.com/r/2ch.net/occult/1342522206/)

それに対して、「祠やがな」(原文ママ)というコメントがあったが、投稿者によると祠とかではないということだった。
翌日、実際に現地を確認してきたらしき人物からの書き込みがされる。
それによると、「倉庫というか納屋を積んであるだけだったぞ。資材置き場だったし。長い間放置してるから蔦が伸びて家っぽくなったんだろう。」(原文ママ)というコメントであった。
その後、投稿者がGoogle earthで確認しようとしたが、「まともに表示されなかった」(原文ママ)という。Google earthで見る事の出来る範囲の対象外であったということかと思ったのだが、続けて「なんか不思議に見える」(原文ママ)と書いてあった。一体どのように見えていたのだろう…
以後、この小人の家についての話題が出る事は無かった。

後日、実際に私が現地を訪ねてみる。 この辺りであろうと思われる場所には、金属リサイクル会社があり、その会社の資材置き場があった。
すぐ傍の道路より一段低くなった場所に民家の廃屋が二軒と廃棄物リサイクル会社の用地らしき所にコンクリートブロックで作られた倉庫らしき平屋の建物と、半壊した二階建ての作業場か倉庫らしき建物があった。
民家の廃屋が道路より一段低い場所に立っていることから、道路から見ると地面から低い位置に屋根があるようにも見えるが、小人の家と表現するほどの違和感でもない。
「納屋を“積んである”」という表現をどう受け止めるかなのだが、この文章を見た時、資材置き場に使わなくなったプレハブの物置か作業小屋でも積み上げているのかと想像していた。
納屋という言葉をそのまま信じるなら、先ほどの廃棄物リサイクル会社の用地らしき所にある半壊した二階建ての作業場か倉庫らしき建物かとも思うのだが、その大きさは普通の建物のそれであり、到底「小人が住む家」と見誤ったとも思えない。
そもそも、これらの外壁は「薄い肌色か黄色っぽい」とは該当しない。
そこから更に足を延ばして500メートルほど南に行った所にある自動車関係(?)の会社と思われる建物の外壁は確かに淡い黄色の様な色をしているが、二階建ての大きな工場の様な建物で、とても小人の家とは表現出来ない規模である。
念のため周囲に祠や小さな地蔵堂の様なものが無いかも確認したが、それらしいものは見当たらなかった。

名古屋や河内貯水池(北九州市)のそれと違い、特に心霊スポットとして知られた所という訳でも無く、小人の家みたいなものがあったけどこれってなんだろう?といった感じの話で、それとて途中で終わっている。
そして、実際に現地を訪れてみても、書き込みに登場する目印となるようなポイントは見付けられたが、肝心の「小人が住む家みたいなの」を見付けるには至らなかった。
ネットの書き込みから7年以上が経過していたこともあり(2019年 現地確認)、或いは解体されたのかもしれない。

真相は藪の中である。


2020/01/28 加筆再編集






本ページはフレーム構成となっております。
左端にメニューが表示されていない場合はこちらからどうぞ。