小人の家 (兵庫)

崩れかけた物置小屋、これを小人の家と見誤ったのか? 名古屋に在ったという小人の家について調べていた時、気になるネットの書き込みに出会った。
それによると、兵庫県の郊外を南北に走る国道沿いに「小人が住む家みたいなのがある」(原文ママ)というものだった。
これに対して、祠だろうというコメントがあったが、投稿者によると祠とかではないということだった。
翌日、実際に現地を確認してきたらしき人物からの書き込みがされる。
それによると、「倉庫というか納屋を積んであるだけだったぞ。資材置き場だったし。長い間放置してるから蔦が伸びて家っぽくなったんだろう。」(原文ママ)というコメントであった。
その後、投稿者がGoogle earthで確認しようとしたが、「まともに表示されなかった」(原文ママ)という。Google earthで見る事の出来る範囲の対象外であったということかと思ったのだが、続けて「なんか不思議に見える」(原文ママ)と書いてあった。一体どのように見えていたのだろう…
以後、この小人の家についての話題が出る事は無かった。

後日、実際に私が現地を訪ねてみると金属のリサイクル会社があり、書き込みにあったようにその会社の資材置き場があった。
周辺を見渡すと、古紙回収ボックス、そのすぐ後ろに道路より一段低くなった場所に民家の廃屋が二軒、廃棄物リサイクル会社の用地らしき所にコンクリートブロックで作られた倉庫らしき平屋の建物と、半壊した二階建ての作業場か倉庫らしき建物があった。
さすがに古紙回収ボックスを小人の家と見誤る事は無いと思う。次に民家の廃屋なのだが、道路より一段低い場所に立っており、先ほどのリサイクル会社側から見ると、道路と比べると低い位置に屋根があるようにも見えるが、小人の家と表現するほどの違和感でもない。
「納屋(物置小屋)を“積んである”」という表現をどう受け止めるかなのだが、この文章を見た時、資材置き場に使わなくなったプレハブの物置か作業小屋でも積み上げているのかと想像していた。
納屋という言葉をそのまま信じるなら、先ほどの廃棄物リサイクル会社の用地らしき所にある半壊した二階建ての作業場か倉庫らしき建物かとも思うのだが、その大きさは普通の建物のそれであり、到底「小人が住む家」と見誤ったとも思えない。
念のため周囲に祠や小さな地蔵堂の様なものが無いかも確認したが、それらしいものは見当たらなかった。

名古屋や河内貯水池(北九州市)のそれと違い、スポットとして知られた所では無く、小人の家みたいなのがあったけどこれってなんだろう?的な話で、それとて途中で終わっている。
そして、実際に現地を訪れてみても、書き込みに登場する目印となるようなポイントは見付けられたのだが、肝心の「小人が住む家みたいなの」を見付けるには至らなかった。






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