兵庫県南西部のある観光地、海を臨む宿泊施設が数軒建ち並ぶ一角に建設途中で放置されたような空き地がある。 その昔、この辺りは墓地で、現在空き地になっている所には火葬場が在ったという。 現在、墓地は直線距離で1.5キロメートルほど離れた所に移転されている。墓地は現在分譲中の新しい区画もあるが、古い時代の墓石も見られることからこれらが移されてきた墓石と思われる。 何時頃までここに火葬場が在ったのかは定かではないが、近傍の宿泊施設が昭和28年（1953）創業とあるので、恐らくそれ以前の時代にここに墓地や火葬場があったのだろう。 墓地、火葬場が無くなってから70年近く？を経た今も尚この地に留まったままの霊が彷徨っているという。

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