兵庫県のある都市部の産業道路と呼ばれる大きな幹線道に面した所にKという飲食チェーン店(以下 K)があった。
Kが開店する以前よりここには飲食店があったそうだが、地元ではよくお店が変わる所として知られていた。 ここに限った事ではないが、立地条件なのか、土地に何かがあるのかは分からないが、何(のお店)をしても長続きしない場所というものがある。 ここは墓地を取り壊して(移転させて?)飲食店を建てたという話があり、これまでに何度となく飲食店が開店したが何れも長続きはしなかった。墓地の上にお店を建てたため、眠りを妨げられた霊が怒っているのだろうという人もいた。 これまでにどの様な怪奇現象が起こっていたのかは定かではないが、Kが営業していた頃は、周囲に人がいないのに耳元で女性の囁くような話声が聞こえるといった話があったようだ。 昭和36年(1961)に撮影された航空写真を見ると周辺は一面の水田が広がっており、1970年代後半には工場や店舗、住宅が建ち始めている。古地図を見ても周辺は水田となっており、墓地があったとすれば随分と昔のことなのかもしれないが詳しい事は分からない。 Kがいつごろ閉店したのかについて正確な時期は確認出来なかったが、平成15年(2003)8月ごろにKの跡に居抜きで飲食店が開店。こちらの飲食店は今も営業をされている。 次々とお店が変わったのは事実だが、ここが墓地であったか否かについて確認出来なかった(確認出来る範囲では墓地は無かった)。一部では、「あそこでお店をしても長続きしない」とまで言われていたが、今のお店が繁盛しているご様子なので、墓地であったというのは後付けの噂なのかも知れない。
※おことわり |