首吊り山 (K町周辺)

神戸の「首吊り山」といえば、ここ数年ネットやYouYubeで取り上げられ有名になったバラック集落(首吊り集落)が知られているのではないだろうか。
古くから「首吊り○○」(首吊り松、首吊り山、首吊り池、首吊り神社、首吊り屋敷、首吊りの家など)と呼ばれる場所は各地に存在している。これらは自殺の名所もあれば、過去に自殺があったことからこの様に呼ばれるようになった場所もある。

神戸の高台に建つ中学校(崖地に近接し危険なため、平成25年(2013)3月に移転。跡地には現在介護医療院が建っている。)の裏山周辺は、地元では「首吊り山」と呼ばれている。ここで、これまでに何度となく首吊りがあったことからこの様に呼ばれるようになった。
今は知らないが、20年以上前は、山の奥の方に行くとそこかしこに首を吊ったような縄がぶら下がっていたという。首吊り山と言う名前から、誰かがイタズラでこのようなことをしたのだろう。

『民間伝承』第44巻第3号(55年12月5日、六人社 刊)に収録されている「紀ノ川沿岸の俗信(中)」(玉村禎祥)には「首吊り山」の話があり(神戸の首吊り山とは無関係)、そこには「首吊りがあった場所では、二度首吊りがある。」といった趣旨のことが書かれている。死者が生者をあの世へ招いてるのだろうか。

関係無い話になるが、「崖地に近接し危険」という理由で中学校が移転した跡に、(それなりに対策を施した後とは思うが)介護医療院が建っているというのは何か釈然としない気持ちになってしまう。



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