屋内温水プール

屋内温水プール
某市に「一年中入れる、誰でも入れる」が謳い文句の屋内温水プール施設があった。お盆の季節は休業するプールもある中で、ここは所定休日を除いて通年営業していた。

昭和57年(1982)、ある公益財団法人の施設の一つとして管理運営されたことにはじまり、屋内温水プールはその施設の一部として広く市民に開放されていた。
平成20年(2008)3月に一度閉館するが、翌平成21年(2009)7月、市に譲渡され指定管理者制度を導入して再度オープン。
移譲時に兵庫県が約5億円をかけて改修工事を実施するとともに、移譲後に市が約4,000万円をかけて修繕を実施した。しかし、老朽化が著しく、建物の躯体部分も含めた大規模改修が必要であることから、市が公共施設等総合管理計画に基づく再編計画を決定するための検討を進めて来たが、平成30年(2018)第5回市議会(定例会)において、「○○市立屋内温水プールの設置及び管理に関する条例を廃止する条例」が可決。平成31年(2019)3月31日をもってその歴史に幕を閉じた。

聞くところによると、この施設を建設する以前、今のプールのある辺りには墓地が広がっていたといい、施設の建設にあたり墓地を移転させたということだった。
お盆の時期にこのプールで泳ぐと何かに足を引っ張られる事があるという。
「お盆を過ぎて海に入ると(亡者に)足を引っ張られる」という話はよく耳にするが、墓地の跡に建つプールではお盆に帰って来た死者たちがこの世の人間を引き寄せようとするのだろうか。
数年前(詳細不明)にここで子供が溺死するという事故があり、その子供の霊が彷徨っているという話もある。
周辺の雑木林にも深夜に幽霊が現れるという。

周辺は昭和30年代から40年代初頭にかけて行われた県の大規模な土木工事により様相が一変しているという経緯が在る。
工事前後の昭和40年(1965)頃の地図を確認したのだが、現在施設が建っている辺りに(地図に載るほどのある程度の広さの)墓地は確認できなかった。

※おことわり
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