両○町住宅

両○町住宅 兵庫県のR町にある閉鎖された大きな公営団地。小雨の降る中、そこを訪れた時にはすでに日も西に傾きかけていた。
4階建ての団地の正面の門にはバリケードが設けられ、厳重に金属製の鎖と南京錠で封鎖されている。同じ様に各棟の入口もバリケードで塞がれていた。
窓ガラスが割られているのだろうか、それとも窓からの侵入を防ぐためだろうか、1階の窓はことごとくベニヤ板で塞がれている。深読みなのだろうが、考え様によってはまるで外から中が見えないようにしてあるのかとも思ってしまう。

解体の時を待つこの団地の門が再び開けられることはない。
ここにはかつて多くの人が暮らすどこにでもある普通の団地だった。
悲劇の発端は、この団地で起こった飛び降り自殺だった。以来、この団地ではまるで死神にでも呼び寄せられるかの様に次々と飛び降り自殺が相次いだ。
ある日のこと、管理責任という重圧と自責の念に耐えられなくなった管理人は全身に灯油をかぶり焼身自殺を遂げた。
その事件をきっかけにここは閉鎖されたという。
今もこの団地の1階の廊下には、炎に包まれた管理人が苦しみのあまり転げ回った跡がはっきりと残っているという…


2018/04/18 追記
現在は解体されている。

両○町住宅の画像はこちら(外部リンク)
【 Ruins 】 ⇒両○町住宅





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