かつて兵庫県神戸市にローズガーデンという名のラブホテルがあった。
私がその存在を知った時には既に廃墟と化していたので、往時の事なのか廃墟と成ってからの事なのかははっきりとしないのだが、ここに幽霊が出ると言う話があった。
曖昧な記憶だが、平成6年（1994）頃に見た時には既に外観の損傷も激しかったので、廃墟となってかなりの年月が経っていたと思われる。
平成13年（2001）の初め頃だっただろうか、この廃ホテルの取り壊しが行われた。
ラブホテルという建物の造りも然る事ながら、何より老朽化が激しかったためと思われる。建物は完全に解体撤去され、その後に食材を宅配する会社が建てられた。
しかし…どのような事情があったのか、その宅配の会社は1年も経たないうちに突然建物もろとも解体撤去され、現在は全く別の会社の管理する駐車場となっている。
幽霊が出るという話も然る事ながら、借地契約か何かで揉めたのかも知れないが新しく建てた建物を1年も経たないうちに解体撤去し駐車場とした理由は何だったのだろう。
よく言われる話だが、曰く因縁のある場所というものは実在するようで、そのような場所は最終的には駐車場ぐらいしか利用できないという話を思い出した…
（画像は解体作業中のホテル ローズガーデン）
