兵庫県南東部、某私鉄駅の傍らに、かつて幽霊が出ると言われたレストランがあった。
厨房の食器が勝手に宙を舞ったり、置いてあった皿が突然大きな音を立てて割れたりする。営業中であっても、客の目の前で説明のつかない怪奇現象が度々起こっていたという。特筆すべきは、その閉店理由だ。真偽のほどは不明だが「幽霊が出るという噂」で客足が遠のいたからではなく、営業に支障をきたすほど怪現象が頻繁に起こったためと言われている。 当時の様子を知る人の話では、店の外観についても異様だったと振り返る。白い壁に赤い文字で書かれた店名は、素人が書いたのか、垂れ落ちたペンキがまるで血のように見えたという。 1990年代初頭?に閉店して以来、建物は無残な姿を晒し続けていたが、平成10年(1998)頃に行われた道路と橋の改修工事に伴い、その忌まわしい過去とともに解体・撤去された。
余談だが、このレストランの店名は、京都府亀岡市の有名な心霊スポットである廃モーテル(女性の殺害事件があったと噂される場所)と同じ名前をしている。
※おことわり |