城山園地

城山園地
国道178号線の諸寄と浜坂の間、峠の途中から北側へ曲がりくねった細い山道を進んで行くと、突然目の前が開けてくる。
広い駐車場には休憩所がひとつ。ここ城山園地は諸寄漁港と日本海を一望する絶景スポットで、春には桜の名所としても知られている。夕方は日本海に沈む夕日が見られ、デートスポットの一つになっていらしい。
城山園地には岡垣徹治の歌碑と第一回前田純孝賞歌碑が建てられている。また、遊歩道を城山山頂の方に進むと浜坂港や浜坂の町を一望することが出来る場所に浜坂出身の登山家、“不死身の加藤”と呼ばれた加藤文太郎の顕彰碑も建てられている。

城山園地の北、標高179mの山頂には但馬守護山名氏の家臣、塩冶(えんや)氏が室町期に築城した芦屋城(亀ケ城、阿勢井城、諸寄城)があり、東に浜坂港、西に諸寄港を望み、花崗岩の岩盤が露出する要害の地にある。
城山園地の名前はこの芦屋城がある城山に由来している。

観光スポットととして知られるここ城山園地だが、自殺の名所、心霊スポットという不名誉な側面も持っている。
城山園地(展望台)や城山園地へと続く山道には急な断崖がいくつもあり、ここから身を投げる人がおり、自殺した人の霊が今もこの付近を彷徨っているという。
城山園地の北の木の下には昭和50年の銘がある地蔵尊が建立されており、「供養」の文字と共に個人のお名前が刻まれている。

平成15年(2003)6月6日、城山公園遊歩道の南側、北向き斜面雑木林で60歳~70歳位の身元不明の男性の遺体が発見されている。



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