木材流通加工センター前の電話ボックス

木材流通加工センター前の電話ボックス
兵庫県道23号三木宍粟線(国道29号線)を福崎から宍粟市中心部へと進み、安志峠を越えてさらに進むと、中国縦貫自動車道が頭上を交差する少し手前に木材流通加工センターへと続く三叉路がある。
その角に木々に隠れるように電話ボックスがぽつんと建っている。
この電話ボックスには得体の知れない怖ろしい“何か”が出るという話がある。それが幽霊なのか妖怪といった類の物なのかは定かではなく、実際に遭遇したという人の話も聞けなかったので詳しいことは分からないままである。ただ、怖ろしい“何か”がこの電話ボックスには出るらしい…

Googleストリートビューでは石仏確認できる 電話ボックスの傍には小さな自然石の石碑とコンクリートブロックで作られた小さなお堂に納められた石仏が二体お祀りされている(されていた)。石碑の正面には「大谷林道開設紀念」、右側面には「昭和三十五年三月竣工 須賀澤」と刻まれており、須賀沢を流れる揖保川の支流(名称不明)に沿うように伸びる「大谷林道」(477.5km)の竣工を記念して建てられたものと思われる。
二体の石仏は往来の安全を祈願して建立されたものと思われるが、あるいはこの恐ろしい“何か”と関係があるのかと、つい想像をたくましくしてしまう。
2023年4月に撮影されたGoogleストリートビューには真っ赤な地蔵尊幕(奉納幕)の中に二体の石仏が映し出されているが、私が現地を訪れた同年7月下旬にはお堂も石仏も見付けることが出来なかった。夏草や雑木に埋もれ、見落としたとようには思えないのだが。移転されたのだろうか…



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