K小学校

兵庫県南東部にあるK小学校は、それまで墓地であった場所を造成して建設されたという話があり、様々な怪談が囁かれている。
深夜、校舎の2階の窓から校庭の方を見詰める女の子の幽霊が見えることがあるという。また、その小学校は、今でも校庭を掘ると、そこかしこから大きな石が出てくるという。それは、かつて死者を埋葬する時に悪霊などによって死者が彷徨い出てこないように大きな石を抱かせて埋葬したと伝え、その石が未だに埋まったままだからだというのである。
事実関係を確認すると、どうやら墓地を造成して校舎を建てたというのは噂の域を出ないようであるが、これもはっきりとした確証を得られたわけではない。
ただ、聞き取り調査をしていて、校門付近から犬のような小動物の骨が出てきた事があったという話を聞いた。

石を抱かせて埋葬するという話を聞いて、私は縄文時代にあった埋葬の風習「抱石葬」を思い出した。
これも先程の話と同じように、死者の霊が亡骸から抜け出すことを恐れた縄文人が死者の腹胸部に石をのせて埋葬したというものである。
そのような事から鑑みると、石の話が事実ならば、あるいはこの辺りに(墓地は墓地でも)縄文時代の墓地があったのかも知れない。

※おことわり (2024/10/11 追記編集)
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