兵庫県赤穂市に、かつて「T荘」という市立の老人ホームがあった。
同ホームは、昭和49年(1974)に市内の別の場所へと移転改築された。 時代の変化とともに介護保険制度などが導入されると入所者は激減。2012年10月末時点では、定員50人に対して入所者がわずか9人にまで落ち込んでいた。こうした深刻な赤字運営と建物の老朽化が重なり、施設は平成26年(2014)3月31日をもってついに廃止された。 移転前の旧施設は、市による草刈りなどの定期的な維持管理は行われていたものの、施設利用に関する公募や具体的な活用策は講じられないまま長期間放置された。市議会広報誌等の記録から、令和4年(2022)時点では建物が存在していたことが確認できる。
いつからか、地元ではこの元老人ホームには「幽霊が出る」「心霊スポット」という噂が囁かれ始めた。
※おことわり |