廃社員寮とマンション W
(マンション W 改題)

ある大きな交差点の側にマンションがある。
今を遡ること10数年前、ここには国内有数の真珠専門ブランドTの社員寮(社宅とも)が建っていた。敷地内には、企業のシンボルともいうべき真珠の形をした大きなオブジェがあった。
ここでは数度の自殺があり、近隣住民の間では何かあるのではないかと噂になっていた。また、周辺では重大事故が多発、社員寮に車が突っ込んで来た事もあったという。
物理的にも、大きな交差点の角にあるため、交通騒音、排気ガスによる空気の汚れが問題視されることもあり、その立地は「崖の端」(山の裾の意か)とも表現される。また道を挟んだ正面には大きな墓地が広がっている。
社員寮廃止後も建物はそのまま残され、無残な姿を晒していた。現役時代から既に様々な噂があった場所だったこともあり、廃墟となってからは、建物の中を幽霊が彷徨っているのを見た、深夜、一部屋だけ明かりが点いていたといったような話があり、心霊スポットとして地元では知られた場所になっていった。
確認する事が出来なかったが、オカルト雑誌『ムー』にも取り上げられたこともあったという。

平成20年(2008)跡地に6階建てのマンションが完成。
過去を知る一部の地元の人の間では「いわくつきのマンション」と呼ばれている。

2026/02/05 加筆再編集

2026/02/10 追記
令和8年(2026)2月6日、はたかし様より貴重な情報のご提供を頂いた。
社員寮あるいは社宅と聞いていたので、勝手にアパートのような建物を想像していたが、ご教示頂いた情報によると、昭和41年(1966)竣工、地上5階地下1階のRC構造(鉄筋コンクリート造)。全体の外観は分からないが、当時の画像を見ると、道路に面した部分の左右それぞれ1/3ずつが目隠し擁壁様のもので覆われており、残りの中央部1/3からは共用廊下らしき部分が見えている。
敷地内にあると書いた真珠の形をした大きなオブジェは、実際は建物(社員寮)屋上に設置されていた。
以下は画像からの推測でしかないが、周囲の構造物と比較検討して球体の直系はおよそ3.5m 〜 4.5m 程度、耐食性を考慮しステンレス鋼板の溶接構造物と推測される。オブジェを囲むように周囲に照明が設置されていることから、夜間は壁面の社名、寮名と共にライトアップされていたもの思われる。
平成7年(1995)の阪神淡路大震災を耐え抜いたという話もあるが詳細については確認出来なかった。その後の再開発等により2000年代に入ってから解体された。

※おことわり (2024/09/15 追記編集)
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