やす○君

兵庫県中西部のある場所、ここに通り魔に惨殺された男の子の霊が出るという話がある。
平成10年(1998)のある日、地元で会社を経営するAさん(仮名)の子供、やす○君が通り魔によってその命が絶たれた。
理不尽な理由によって命を落とした少年の無念の思いはそこに留まり続けた。
深夜1時、そこを通ると悪霊となった少年が歯をむき出して噛み付いて来るという。

情報提供者様他によると、この話(通り魔事件、幽霊が出るという話)は“本当の話”と教えて頂いたが、新聞等を探しても事件に関する様な記事は見付けることが出来なかった。
小さな子供が犠牲となった通り魔事件ともなれば地方紙のみならず全国紙でも扱われると思われるのだが…

ここでは明記していないが、事件が発生した年以外に被害者の氏名、被害者の親(Aさん)が経営している会社の名前等も教えてもらっていた。私自身が確認した所、Aさんも、Aさんが経営されている会社も実在するものであったが、やす○君の存在については確認が取れないままだった。
実在する企業、実在する人物。事件は本当に有ったことなのだろうか。
穿った見方をすれば、特定の企業、人物に対する誰かが作った悪意ある噂だったのだろうか。
非常に後味の悪さだけが残る話である。
余談だが、Aさんの姓は日本にそれほど居られない珍しい姓で、更にはこの地域を起源とし、多くはこの地域にお住まいだった。
この忌まわしい事件が事実であったとしたら誰しもが思い出したくもないような事件についてそれを蒸し返す様に現地で尋ねることも儘ならず、真偽不明なら尚更の事、この話は所謂オカルト界隈でよく耳にする「心霊の噂」としてこのまま未完としたい。

※おことわり
(1) 本記事の内容は“ミステリースポット”の紹介として掲載をしているものであり、特定の地域、人物、組織(企業、団体、機関等)、店舗等の名誉棄損、誹謗中傷、揶揄等ならびに業務の妨害等を目的としたものではないことをご承知おきください。
(2) 可能な限り事実確認、検証をしておりますが、情報源は風聞によるところも多く、とりわけ「怪談」や「不思議な話」といった類の物としてお読みいただければと存じます。
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