ヘアピンカーブの女
夜、六甲山を走っているとヘアピンカーブの所に女性が一人歩いている。彼氏とケンカでもして車から降ろされた?のかな…と不思議に思いつつもいくつものカーブを抜け、更なるヘアピンカーブに差し掛かった時、また先ほどの女性がいた。
先ほどの女性が車より前にいるなど到底考えられない。見間違いか思い違いだろうと半ば自分に言い聞かせるように車を走らせる。
すると、次のヘアピンカーブ、また次のヘアピンカーブと、ヘアピンカーブに来る度必ずその女性がいた。
同じ様な話に
「カーブNo.42」
がある。
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