消えたライダー その1

―シネママ様からのご投稿―




今から6年ほど前、大阪から恋人と六甲山の夜景を見に行った帰りに甘いムードになり、二人きりになりたくて帰り道に『この先行き止まり』という看板を見つけ車で行けるところまで行こうと走らせました。
砂利道で車の行き来した後はありましたが夏草が生い茂ってました。
車を寄せ二人で抱き合っていると一台のバイクが横を通りすぎる音を聞き、フロントガラス越しにライダーの背中を見ました。
「なんだ、抜け道があるんだ~♪」と事が終わりバイクが向かった方向に走ると鉄線が張ってあり人が通れるほどの隙間がありましたが何故かその下は階段のようなものがありました。
二人とも車内で抱き合ってた時は他に車が来たときの事を考えて音には敏感になってました。
バイクが戻ってきたならライトが当たるのでなおさら気付くはずです。
怖いと言うより不思議で車を降りて確認してからやっと血の気が引きました。 夏なのに黒革のライダージャケットに白に赤いラインのフルフェイス!あっ変だ!…
あんまり自然に二人とも見たんで理解するまでに時間がかかりました。
場所ははっきり覚えてないんです。免許取り立てだったのと初めて行ったもんで…





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