焼け爛れた男

―もう駄目~様からのご投稿―




友人3人と深夜のドライブをしていました。
頂上あたりに着いた頃に突然濃い霧に包まれました。
その日は一日晴れていたにも関わらずです。
何だか嫌な圧迫感を感じ、急いで下山する事になり視界1m程も無い状態で車を出しました。
暫くノロノロと車を走らせていたのですが、あまりの視界の悪さの為何度かカーブで崖に落ちそうになり、いくつめかのカーブにさしかかった時人影が見えました。
20代後半くらいの男性でした。
近付くにつれ冷や汗が出てきたので、隣に同乗していた友人の顔を見ると彼もその男性を凝視していました。
「霧で立ち往生したのかな?」なんて考えたのも束の間,その男性の横あたりに近づいた時に気づいてしまった。
彼が立って居る場所はガードレールの外で、私の記憶する限りそこは急斜面の崖で人が立てる様な場所ではないはず!
と思った瞬間彼の顔が見えました。
顔の半分が焼け爛れて目だけがやけにハッキリと見えました。
隣に座っていた友人にも見えたらしく二人で絶叫。
前に座っていた2人も私たちの声に驚いてました。
「止まるな~!振り返るな~!」と必死にそのカーブを抜け次のカーブに来てみると、1台の車が止まっていて、よく見ると事故で炎上した様な形跡が…。
黙り込んだまま無事下山後に前の二人に状況を説明したところ、彼らには事故車以外何も見えてなかったようです。
今でもあの目が頭にこびりついています。





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