呪いのHP
呪いのHP? 少し前に“呪いのHP”という噂を耳にしたことがあった。
それは、あるHPを3分以上見ると死んでしまうという話だった。

噂によると、その呪いのこのHPはロンドン在住の黒魔術師が作成したといわれ、海外のオカルト系雑誌にも取り上げられた事があるとか。
また、実際にサブリミナル効果が仕込んであると言われ、日本でもこのHPを見た影響で意識不明の重症や体調不良で病院に行った人が続出したという触れ込みだった。
いくらIT全盛の時代とはいえ、そのような事があるものだろうか。心霊サイトの管理人がこんな事を言っては身も蓋も無いのだが、どちらかというと7:3の割合で心霊、超常現象に否定的な私は、到底信じられるわけもなく、とりあえず問題のURLにアクセスしてみた。
それはFlashで作られたページで、肥満の女性の脚を背景に、首から上が犬の全裸の男と首から上がヤギの全裸の女性が立っていて、“bodiesbeat”というファイル名が示す様に、画面がグニャグニャと波打ちながらウィンドウが飛び回るという代物だった。
確かにグロテスクではあったが、この手の画像で吐き気を催すほど繊細な私でもなく、しばらくそのまま放っておいたが、勿論今も特に何らそれが原因と思われる不調などは起こっていない。

さて、そのままではつまらないので当該ページからディレクトリを辿っていってみる。
インデックスページには“SUB CULUTURE”やら“INTERNET CRIME ARCHIVES ”、“SERIAL KILLER”等の入口があり、中にはかなりブラックな風刺のコラージュ等が散見される。
例えば“SERIAL KILLER”のコーナーでは、膨大な量の連続殺人犯、大量殺人犯のアーカイブがあり、それらが殺害された(した)人数別に分類された殺人犯のデータベース等があった。
ページ中央の上部に件の呪いのHPの画像がある。そこから中に入ると「十字に組まれた人形の首が川のように流れるFlash」→「EVERYTHING'S FOR SALE と書かれた象のシルエット」→「呪いのHPと言われるページ」→「無数の目の背景に、肥満の女性の胴体にぬいぐるみのクマの首の乗ったもの」→「裸で抱き合うクリントン大統領夫妻のコラージュ」→「サダム・フセインの背景に黒ヤギの頭をした女性」、そしてまた最初に戻るという構成になっていて問題の呪いのHPと言われる部分はこの中の1ページであった。

それでは、このHPはどういったものなのかであるが、これは海外の音楽のリミックス等を手がけるアーティストのHPである。
恐らくは何かでこのサイトを知った誰かがあまりのグロテスクさから“呪いのHP”という噂を思いついたのではないだろうかと思われる。
まぁ、一種の都市伝説といったところであろうか。






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