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徳島には有名な病院の廃墟が幾つかあり、とりわけ天野病院、かん医者、福井病院は三大病院廃墟として有名で知名度からいけば天野病院は徳島で最も有名な心霊スポットと思われる。
その中から、今回は「天野病院」を訪れてみた。 事前の情報では既に取り壊されているとの話であったが、医師の宿直に使ったと思われる建物だけが残っているという話だった。たとえ解体撤去されていても、有名スポットだけに跡地だけでも見てみたいというのが正直な所だった。
聞いた話などを総合すると、天野病院はかなり昔(としか分らない)に廃業したらしく、その後、荒れるに任せ廃墟として長い間放置されていたという。建物があった当時は、町でも「幽霊屋敷」として有名な存在だったという。
病院の中は、当時のカルテ、錆付いたメス、血痕の付いた服、ビーカー、布団、大正時代(1912~1926)の年号の記された領収書、目録、食器、雑誌、オルガン…そして赤ちゃんのホルマリン漬けがあったという。
この廃病院に残されたカルテ。これこそがもはや都市伝説にまでなった天野病院の最大の恐怖である。
また、別の話では彼が持ち出したのは何も書いていない白紙のカルテだったという。 天野病院を訪れた若者が車に乗って帰ろうとした時、突然車の窓ガラス全てが真っ白になり、そこに「二度と来るな」という文字が浮かび上がったとか、肝試しに訪れた4人のうち3人が自動車事故に遭ったとか、病院の前まで来ると突然車のエンジンが止まり、エンジンがかからなくなったという話も聞いた。 変わった話では、天野病院の前にはキューピー人形(首が無いともいう)が落ちていて、これを踏んでしまうと命を落とすといった話もある。死ぬかどうかは別にして、誰かのイタズラかもしれないが実際にキューピー人形はあったらしい。 |