大国交差点

大国交差点
昭和20年(1945)のアメリカ軍による数度に及ぶ大阪市を中心とする空襲により、10,000人以上の一般市民が死亡したと言われている。
現在の大国交差点の辺りは遺体の安置場所であったという。
戦争で亡くなった方々は河原などで野焼きにされたが、あまりにも犠牲者が多いことから追い付かず、やがてご遺体はそのまま積み上げられ小さな山の様になっていた。腐敗臭は遠く離れた所にまで漂っていたという。
そのような悲しい歴史のある場所故だろうか、今も幽霊や怪奇現象の噂が聞かれるという。また、関係があるのか否かは分からないが、この交差点は交通事故多発箇所としても知られている。

大国交差点は大きな交差点で、北からの国道25号が奈良方面(東方向)に折れるところに、堺方面(南方向)とつながる国道26号と西からの市道とが交差する形となっており、交通量も多く、右左折時に横断中の人身事故が多く発生している。
一般社団法人 日本損害保険協会の調べによると、大阪府における事故発生件数で
平成21年 ワースト1 事故発生件数:24件
平成22年 ワースト5 事故発生件数:18件
平成23年 ワースト1 事故発生件数:22件
という不名誉な記録もある。
平成25年(2013)には国土交通省大阪国道事務所が「大国交差点」で交通事故対策工事を行っており、それが功を奏し以後同交差点はワースト5に入ることは無くなっている。



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