怪奇現象の根源

奈良県内で起こる怪奇現象の根源とも、元凶とも言われている場所(心霊スポット)が奈良県某所にあると聞き現地を訪ねてみた。
事前の調査により詳細な位置は把握していたのだが、実際にその場所を訪れると普通に家が建っているだけの場所だった。辺りは比較的新しい家が立ち並ぶ何処にでもある様な住宅街。少し辺りを散策するも目に入るものは家ばかりだった。
県内で起こる怪奇現象の全ての原因がここにあると聞いていたので、廃墟となった寺社、或いは大岩や大木、古戦場、処刑場跡、火葬場跡、池、古井戸、地蔵尊 etc… 何か近寄ることも躊躇われる様な禍々しい存在があるとばかり勝手に思っていたので、肩透かしを喰らった感は否めなかった。

帰宅後、当該地域、特に詳細な位置が示されていた場所について調べていると、ひょんな事から芋づる式に思わぬ情報を得ることになる。

結論から言うと「県内で起こる怪奇現象の全ての原因」がここにあるのか否かは私には分からないが、ここで言う「怪奇現象」はオカルト的要素のものではなく、政治や利権、人権問題が絡む、非常に生臭い?きな臭い?案件の様である。
詳細を追うほどに、自身の中に息が詰まる様な感覚ばかりが満ちてくるのが分かる。

「本当に怖いのは幽霊ではなく生きている人間」を地で行く話だった。



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