小人の家 (名古屋)
―謎 へ の 扉―

平成30年(2018)、愛知県を訪れた折、予てより気になっていた小人の家を名古屋市に探したことがあった。
しかし、その所在の曖昧なことに加え、解体されてから相当数の年月が経っていたことから何の手掛かりも得ることなく名古屋市を後にしたことがあった。
その後、再訪を誓うも仕事に追われる日々が続いたり、折からのコロナ禍による外出などの自粛によりすっかり遠のいていた。また、机上調査でもその後何ら目新しい情報は得られぬままに時間だけが過ぎて行った。

そんな令和2年(2020)10月のある日のこと、弊サイトのメールフォームから「名古屋市の『小人の家』の件です!」と題されたご投稿を頂いた。
ご投稿を戴いた坂本ジュリエッタ様によると、弊サイトの「小人の家(名古屋)」を見て、ご自身が実際に小人の家を訪れたことがあるということで、貴重な体験談をお寄せ下さった。
以後、数回にわたりご連絡を取らせて頂き、当時の内部の様子から、どの辺りに在ったのか等、非常に貴重なお話をご教示頂くことが出来た。

以下、坂本ジュリエッタ様(投稿者様)のご承諾を得て、お寄せ頂いたメールの内容を引用掲載させて頂く。
(抜粋、固有名詞の修正等を行っておりますが、基本原文ママで掲載させて戴いております。)

今から30年以上前の事で記憶が曖昧ですが当時発刊されていたアルバイトニュースという求人誌がありました。
その特集の中で名古屋の心霊スポット巡りのようなコーナーがあり、当時友達7、8人で特集に掲載されてた心霊スポットを深夜に突撃しました!
その特集に『小人の家』が載っていたので地図を見て行きましたが、実在しており中にも入れました(すでに廃墟でした)!
川沿いの橋の下にあったような記憶があります。
ちょっと洋風な作りな家だったと思います。
玄関は普通のノブ式で高さは150cmぐらいかな…
私は身長が170cmなのですが家に入る時に屈んで入りました。
部屋数は、まあまああったと思います。
落書きはなく、まだ綺麗でした!
部屋から部屋への移動は扉をくぐる時に屈んでました。
部屋の天井までは普通に立っても頭が当たらなかったかチョット前傾姿勢になってた記憶があります。
私の中で小人の身長は7~80cmぐらいのイメージだったので「んっ、小人の家と言う割にはまあまあ大きいんだな…」と思いました(これは鮮明に憶えてます)!
日本人の平均身長の方が移住するには、もちろん小さすぎますが。
大勢で来訪したので恐いと言うよりは楽しかったです。
家の中を色々と見ながら住んでいた人を想像してロマンあるというか、ファンタジーというか、不思議な気持ち(ある意味で幸せ)になりました…

また行きたいと何年も思っていましたが結局行ってないです…
ディズニーランドより好きです!


その後、小人の家の所在について当時一緒に行かれたご友人にお聞き下さったようで、坂本ジュリエッタ様から所在についての詳しい情報をご教示頂きました。

返信を読み心に火がついたので、なんとか思い出したかったのですが、小人の家に行ったのは19歳の時で私は車の免許を所得してなく友人の車で行ったので道など覚えてませんでした!
で、フッと思いついたのが「あっ!あの時、一緒に行った友人に聞けばいいんだ。」と思い、電話をしてみました。

結果…

その友人がハッキリと覚えてて教えてくれました。
写メの赤丸で印がしてある場所(地図を添付頂きました)に小人の家がありました!
私は橋の下にあった記憶でしたが友人は「橋の横にあったよ!」との事でした苦笑

私がファンタジーな小人の家を脳内変換してたのか家の中は綺麗だった印象でしたが、その友人曰く「窓ガラスとかなくて完璧な廃墟だったよ!」と言われました(^_^;)
ただ、友人も「小人の家って言うにはチョット大きいけど普通の日本人じゃ住めないね!」
と言ってたのでココは一致しました。

今では「某大型店舗」(管理人修正)になっていますが、ココは通勤路の1本中に入った抜け道で買い物した事も何回もあります。

宜しければ写メ送ります♪

小人の家が残ってたら本当に良かったんですが…
この辺りで昔から住んでいる人に聞き込みしたくなりました笑


日を置かずして、坂本ジュリエッタ様より5枚の画像が添付されたメールを戴いた。

小人の家があった場所の写メを送ります!

1枚目は小人の家の前に掛かってる橋です。

2枚目、3枚目は反対岸から小人の家があった場所を撮影しました。
ガードレールに草が纏わりついてますが、私が当時 小人の家に行った時と変わってないので記憶にありました!
私は、この草の左横に小人の家があったと思ってましたが(橋の下)、橋の すぐ横にあったと言われました。

赤丸の打ってあるトコです!

この写メは実際に小人の家があった場所から2枚目、3枚目を撮影した場所を撮りました。
小人が居たら私が撮影してる姿を見られてますね( ͡° ͜ʖ ͡°)

周辺には築30年以上の住宅がボチボチありますので聞き込みすれば真の情報が得られそうです♪

ザックリになってしまいましたが こんな感じです!

以上が、お寄せ戴いたメッセージである。

(追記)
その後のメールの遣り取りで、坂本ジュリエッタ様はこのように仰られた。

ブログの小人の家は完結編になりましたが、私個人も小人の家の真実が知りたいので、また調べてみます!
何か情報を得ましたら、またご連絡致します。


当初、本ページのサブタイトルを「-解 決 編-」にしようとしていた。
しかし、坂本ジュリエッタ様の言葉を聞いてハッとした。
探し求めていた小人の家がかつて存在していた場所が明らかになったことで、私はすっかり達成感に浸っていた。
しかし、まだ小人の家についての真相はまだ何も解き明かされていないのだ。
小人の家の謎はようやくその扉が開かれたに過ぎない。
謎解きは始まったばかり。コロナ禍が落ち着いたら、何れ機会を見て再び現地に赴きたいと考えている。

以下に、坂本ジュリエッタ様からお寄せ戴いた画像を掲載させて頂く。(画像クリックで別ウインドウで拡大表示)

末筆となりましたが、この場をお借りして坂本ジュリエッタ様並びにご協力戴きました皆様にお礼申し上げます。



本ページはフレーム構成となっております。
左端にメニューが表示されていない場合はこちらからどうぞ。