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亀岡市の中心部付近、国道9号線(山陰道)から京都府道25号亀岡園部線が北上するように分岐する所に「古世口交差点」(矢田口交差点)(注.1)
がある。
これまでにここで何度となく幽霊が目撃されているという。 関係があるのか否かは定かではないが、現在の古世町から中矢田町にかけての寺川河畔には亀岡藩の処刑場があった。今でこそ店舗や住宅が立ち並び、国道には絶えることなく車が行き交っているが、かつては周辺は竹が生い茂る寂しい場所で、火の玉が現れるというので町の人たちは怖がってここを通らなかったという。 宅地開発により移転させられたが、交差点の南には処刑された罪人の供養のために建立された「首切り地蔵」が祀られていた。 亀岡藩処刑場についてはいずれ項を改めて書きたいと思っている。 注.1 矢田口交差点は、古世口交差点の北西200メートルにある交差点の名称だが、名称が変更になったのか古世口交差点を矢田口交差点と表記しているものが散見される。 |