三段池公園は京都府福知山市の北東にある総合公園である。
公園の名前にもなっている三段池は時の福知山藩主、松平忠房により潅漑用池として作られたもので、この三段池三段池を中心に、体育館、植物園、動物園、児童科学館、テニスコートなどの施設があり、多くの人の憩いの場所となっている。 また公園内には稲葉山古墳群、猪崎城址(城山)などもあり、隣接して墓地(福知山三段池霊園、養泉寺墓所など)も数箇所見受けられる。
市民の憩いの場である三段池公園だが、自殺の名所あるいは心霊スポットという不名誉な側面を持っている。成仏出来ない霊が池を中心に一帯に彷徨っているといい、その影響で昼間でも心霊写真が撮れるほどだという。 自殺ではないが、三段池公園のシンボルとなっているモニュメント(「水と緑と生命(いのち)」、平成8年3月設置)のところでは交通死亡事故が発生しているという。
目撃談としては、公園の中にある電話ボックスに白い服の女性(の幽霊)が立っているという話が有名で、次いで池や墓地付近でよく幽霊が目撃されているという。ここに現れる幽霊は女性もいれば男性もいるらしく、中には上半身だけの男性が浮いていたとか、日本兵が行進している姿を見たという話もある。(注.1) 現地を訪れ心霊現象に限らず土地のことなど様々な話を求め尋ね歩いていて、ここにまつわる奇怪な話を聞く事が出来たたのでここに書き記そうと思う。
ある学校の男性の先生が遠足の下見にこの公園を訪れた時の事だった。 余談になるが、同じ京都にある円山公園(京都市東山区)のトイレでも自分の首吊り死体に出くわす事があるという話を聞いた。 注.1 関係があるのか無いのかは分からないが、三段池公園の北方2.5キロメートル程の所、現在の陸上自衛隊福知山駐屯地には1898年(明治31年)8月に大阪より移転してきた歩兵第20連隊がいた。同隊は1944年(昭和19年)10月、レイテ島(フィリピン)にてアメリカ軍と戦い玉砕している。
2019/09/21 加筆再編集。 |