浜の宮公園

浜○宮公園
敷地面積15.9ヘクタール(甲子園球場のグラウンド部分約12個分)、数千本のクロマツ(加古川市の木)が生い茂る浜の宮公園。
広い公園内には、グラウンド、バレーボールコ-ト、市民プール、ランニングコース等が有り、市民の憩いの場となっている。西北端には菅原道真を祀る浜宮天神社が鎮座しており、境内には菅原道真お手植の加古の浜松(二代目、樹齢約500年)がある。
戦時下には、ここに陸軍病院、航空整備隊、陸軍航空通信学校尾上教育隊兵舎などが建設されており、今も松林の中にコンクリート製の基礎などが残っている。

市民の憩いの場であるはずの公園だが、インターネットで「浜の宮公園」と検索すると、サジェストキーワードとして「心霊」と出てくる。
事実確認には至らなかったが、ここでは自殺や自殺未遂が多発しているという話がある。

自殺の名所と呼ばれる場所は、往々にして死者が生者を死に招くのだという話を耳にする事がある。
そんな話がこの公園にもある。
近傍に在る中学校の生徒たちの間では有名な話らしい。
いつのころか、ここの中学校の男子生徒がこの公園で自殺未遂を起こした事があったという。
大事には至らなかったようだが、両親や教師が生徒の身を案じて事情を聞いたところ、その生徒曰く、公園に中年の男性が立っていて、(自分に)ロープかナイフのどちらかを選ぶように言ってきた。
何が起こっているのか分からない中、何故かどちらかを選ばないといけないという気になりロープを選ぶと、その中年男性は傍の松の枝にロープをかけ、「楽になるよ」と言ってきた。
曖昧とした意識の中、体が勝手にロープに近付いて行き、輪になったロープに手を掛け首を入れようとした。すると、その瞬間、背後から誰かの「やめなさい」という声がして、正気に返り一命を取り留めたとう。
自殺者の霊が生者を死に招こうとしているとでも言うのだろうか。
ここで自殺未遂を起こした人の多くは、先程の男子生徒と同じ様に中年の男性に自殺するよう唆され気が付けば自殺しようとしていたと証言したという。
ここには人を狂わせる何か不思議な力が働いているとでもいうのだろうか、精神に異常を来した人による自殺未遂、頭部を切断された猫の死体が発見されるなどといった事も起こっているという。
余談だが、平成30年(2018)6月24日、路上の車止めに糸の様な物を張り、歩いていた小学四年生の女子児童を転倒させて負傷させるという事件が発生している。

他にも、ここの松林の中には落武者の亡霊が現れると言った話などもある。



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