加西市のほぼ中心部に位置する北条町にある中国自動車道の北条バスストップ(北条バス停)に幽霊が出る。
そんな噂が出たのは、平成28年(2016)~同29年(2017)頃の事だと思う。突然降って湧いた様にSNS等(注.1)で「幽霊を見た」という話が広がり、若者から果てはYouTuberの類が深夜に肝試しに訪れるようになった。 Twitterでここから「北条バスストップなう」とツイートすると15分以内に必ず怪現象や不思議な事が起こるという話もある。
日没後、中国自動車道の上り方面(大阪方面)の北条バスストップで目撃されるといい、お母さんと小さな女の子の幽霊だという。
後になったが、西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)では、夜間の高速道路バス停での肝試しは非常に危険であるため、厳に慎んでほしいとのコメントを出しているという。(注.2)
平成22年(2010)6月末、同町内の市道そばの池の脇で人材派遣会社社長N(38)は、同じ派遣業で働く部下S(35)、K(20)と共謀し、従業員のSさん(当時38)を木刀で殴るなどの暴行を加え衰弱させた後、「池に落ちいや」と脅して飛び込ませて水死させた。 幽霊が目撃されるようになった明確な年は定かではないが、私の知る限りでは平成28年(2016)~平成29年(2017)と思われ、前述の事件からは6~7年が経過している。また、被害者は男性であり、北条バスストップに現れるのは親子(勝手な推測だが女子トイレに潜んでいるという話があるので、母子と思われる)という点からも、私個人は前述の事件とは無関係と考えている。
注.1 この噂の初出はTwitterという話だが、当該のツイートの発見には至らなかった。 |