ご投稿 : DARK RUBY 様
2010-09-13
先日投稿したY(「屋根のシミ」
参照)の体験談です。
先日の投稿の付属みたいなものです。
射撃場のオーナーに収まるまでのYは、兵庫県のI(管理人修正)に住んでいました。
その家は駅前の通りをそのままほぼ真っ直ぐに上った坂道にある、小さな長屋のうちの一軒でした。住み始めた当初からジメジメ陰々滅々としたイヤなとこだなぁとYは思っていたそうです。
そんなYを悩ませたのは、家の中に誰かがいるような気配でした。
母親と二人暮らしだったYの家には、それぞれが仕事をしていたせいで、二人が同時に揃うことは就寝直前まで殆ど無かったそうです。
陰々滅々とした家に独りでいると誰かがいるような気配に憂鬱になったそうです。
そんなある日・・・
湿った布団に潜り込んで就寝中のYが息苦しくて目覚めると、なんだか女らしい何かがYの上にのしかかっていたそうです。
「らしい」とは、真っ暗な上に、恐くてよく確認できなかったそうです。
多忙な母親にも言えず、そんなことが何回か続いたある日、震災(阪神・淡路大震災)が起きました。
もう、女(の幽霊)の話どころではなくなったある日、またその女が現れました。
「何千人も亡くなっている最中、まだ現れるかコイツ」と、Yの忍耐も限界だったそうです。
今までとは打って変わって、恐がりのYも眼を見開いて暗がりの女を捜しました。
「どこじゃぁぁ!? お前、今どんな時か分かってるンかぁぁ!! ごるぁ!!」
普段小心な人間ほど、切れると恐いとはよく言ったもので、この日を境に女は現れなくなったそうです。
射撃場(「屋根のシミ」参照)のそばに引っ越しするまで、相変わらずジメジメしたままだったそうですけど。